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尼崎市立歴史博物館のエントランス前にあるのは「工業の神（鉄鋼戦士像）」です。

この像は、尼崎ライオンズクラブが創立15周年を記念して昭和47年（1972）に阪神尼崎駅北側の尼崎中央公園に設置し、尼崎市に寄付したものです（除幕式＝同年11月22日）。公園整備工事にともない、令和6年（2024）8月に博物館敷地内に移設されました。

彫刻家・胡本蟹平（こもとかにへい）氏の作品で、右手に持つハンマーを振り下ろそうとしている姿は、鉄鋼業が盛んであった尼崎地域の工場で働く労働者を表現しています。台座には、作者自身が「躍進する尼崎の姿　踏みしめる大地　火と燃ゆる情熱　槌の響きもたくましく　永遠に輝く　繁栄の鍵は　守り継がれる」と揮毫した碑文が刻まれています。