レファレンス事例詳細

1. 素材としての「ジャージー」ではなく、スポーツ用のトレーナー・シャツやプルオーバー型のシャツの呼称としての「ジャージー」であることを確認。
当館OPAC（蔵書検索）にて”ジャージー（ジャージ）”で検索して以下の資料を確認したが、ジャージーの作り方は掲載されていなかった。
　早田鉄也著『早田鉄也のジャージーの服』（文化出版局, 1987年刊）
　岩崎百合子著『ジャージィの衣服造型』（日本ニットウェア・デザイン協会, 1965年刊）
同様に”スポーツウェア（スポーツ服）”や”部屋着”で検索して資料を確認したが、ジャージーの作り方が掲載されているものは見当たらなかった。
2. レファレンス係用のカード(*1)より資料を紹介した。
カードにはジャージー素材を使った服として以下の資料もあったがジャージーは掲載されていなかった。
　大川友美著『シンプルシック : 自分が似合うバランスで着る』（文化学園文化出版局, 2011年刊）…「ジャージーVネックプルオーバー」「ドルマンスリーブカーディガン」「ジャージーフレアチュニック」「ジャージーベルスリーブプルオーバー」「ジャージーイージーパンツ」「タックカーディガン」
　文化出版局編『今、自分で作りたいストレッチ素材の服』（文化出版局, 1998年刊）…「ジャージーで作るブラウス&ワンピース」「すぐ縫えるTシャツ3種」

*1　レファレンスツール。館員が書架で資料を直接あたって探したり、新規受入図書を見て「利用者から質問が多そうでOPACでは探しきれないような内容」を、予めピックアップし、記入しているもの。