レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2021/12/28
- 登録日時
- 2022/02/25 00:31
- 更新日時
- 2025/12/14 00:41
- 管理番号
- M22012118515148
- 質問
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岡山県の方言「うったて」について知りたい。
- 回答
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①『岡山県のことば』の「俚言」によると、「ウッタテ」の意味は「①ものごとの初め。」、「②(毛筆で)字画の書き始め。」と書かれている。
②『岡山弁あれこれ Part2』の「仕事のウッタテ」の章には、うったての言葉の由来について、「「ウッタテ」というコトバのもとは「打ちたて」というコトバで「打ち始め」ということです。」、「「打ち立て」という発音が崩れて「ウッタテ」になりました。また意味の方も「打ち始め」ということだったのが少し変化して(「打つ」という意味が消えて)ただ、「初め」とか「最初」という意味になりました。」と書かれている。また、語源の「打ち立て」は、600年前の能の修行の心得を書いた本の中で使われているとある。
③『山陽新聞』(2014年10月5日付朝刊)には、岡山弁についてのアンケートの結果が掲載されている。その中で「「実はそうと知らずに使っていた岡山弁」を尋ねた質問に、書道の起筆やものごとの最初の部分を指す「うったて」」が挙げられたと書かれている。
④『オセラ』31号の中の「岡山弁の「うったて」騒動?」は、うったてが岡山の独特の表現という事実に驚いたという内容が書かれている。文章の末尾に「なぜ、岡山(と香川)だけで「うったて」が使われているのか...これが現在残された謎である。」とある。
④を収録した⑤『岡山弁JARO?』には追記として「岡山人が岡山弁と自覚していない言葉「うったて」は、その後も全国放送のテレビ番組で取り上げられたりして、すっかり有名になった」と書かれている。
また、④、⑤では「うったて」騒動のきっかけになったと考えられる資料として、書道の観点から考察を加えた佐野榮輝氏(ノートルダム清心女子大学)の⑥「ウッタテ考」を紹介している。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 方言.訛語 (818 9版)
- 参考資料
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①吉田 則夫『岡山県のことば』 明治書院,2018,191p. 参照はp.132.
②虫明 吉治郎『岡山弁あれこれ Part2』岡山 研文館吉田書店,1993,310p. 参照はp.234-236.
③「さん太アンケート 岡山弁 最も使うのは「じゃ」 3人に1人「恥ずかしい」(さん太クラブ)」『山陽新聞』(2014年10月5日付朝刊) 山陽新聞社.参照はp.33.
④青山 融「岡山弁の「うったて」騒動? 」『オセラ』31,2007.12,p.129.
⑤青山 融『岡山弁JARO?』岡山 ビザビリレーションズ,2014,312p. 参照はp.52-55.
⑥ノートルダム清心女子大学「ウッタテ考 (佐野 榮輝|日文エッセイ27」https://www.ndsu.ac.jp/blog/article/index.php?c=blog_view&pk=157379874608e0becd6aa0a465e3d43c345eb3fb65&category=&category2= (2021/12/28 確認))
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①吉田 則夫『岡山県のことば』 明治書院,2018,191p. 参照はp.132.
- キーワード
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- 方言 毛筆 書道 起筆 始筆 書き始め
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2022012118551215148
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢, 高校生, 中学生
- 登録番号
- 1000312562