レファレンス事例詳細

後日調査（2021年12月18日）

以下の資料にも同様の記述あり。

『日本語源大辞典』
P863 にっちもさっちも【二進も三進も】
「算盤の割算の九九の「二進一十（にしんいんじゅう）」「三進一十（さんしんいんじゅう）から出た語で、これらがそれぞれ、二を二で割ると割切れて商一が立つこと、三を三で割ると割切れて商一が立つことを意味するところから、計算のやりくりをさす。」

『日本語源広辞典』
P819 にっちもさっちもいかない【二進も三進もいかない】
「語源の、算盤の九九、二進一十、三進一十」が語源です。それぞれの商は一。繰り上がらないから、やりくりのつかない意で使います。」

『故事俗信ことわざ大辞典』
P1031 にっちもさっちも【二進も三進も】
「「にっちもさっちも」は、そろばんの割り算の九九の「二進一十（にしんいんじゅう）」「三進一十（さんしんいんじゅう）」から出た語で、これらが二（三）を二（三）で割ると割り切れて商一が立つことを意味するところから、計算のやりくりをさしていう。」