レファレンス事例詳細

・あらかじめ既に読んだ本として『南方熊楠選集3』を提示されていた為、この本以外の資料を探した。南方の記述より、全国の竜燈の伝説が残っていること。また、怪火や燈龍の意味を指すこともあるという事を確認。
1、怪火の記述から全国の妖怪に関する事典を探す⇒『47都道府県・妖怪伝承百科』
　　全国の伝説を探して『民話・昔話集作品名総覧』１４５２頁に竜灯と記載があり、『日本伝説大系10』にたどりつく。各地の事例と竜燈、龍燈、竜灯、龍燈など4つの漢字が使われている事を確認。
身近な事例がないかと自館検索機にて龍燈で検索すると『龍燈の湖』を見つけ、その参考文献一覧より『碧海の民話八景』にたどりつく。安城市付近にも竜燈伝説がある事を確認。
2、(南方からの羽生)
　竜燈に関する論考が南方のものしか出ていなかったため、他にはないか国立国会図書館データベースにて「竜燈」を検索。所蔵のあるものにいきあたらなかったが、柳田国男が「竜灯松伝説」について述べている本がある事を確認。データベース上の目次タイトルを参考に『柳田国男全集19』に「竜灯松伝説」に関する記述がある事を確認。竜燈そのものに関しても考察していた為、提供資料とした。