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レファレンス協同データベース

レファレンス事例詳細

事例作成日
2017年05月02日
登録日時
2017/05/02 12:09
更新日時
2018/04/23 14:52
提供館
京都府立高等学校図書館協議会司書部会 (1210025)
管理番号
京高図司-2017-A1
質問

解決

真珠湾攻撃の九軍神の一人が島根県江津市出身の佐々木直吉です。葬儀に学校の代表として連れていかれたのですが、葬儀の年月日と場所が思い出せません。もしもわかれば教えてください。
回答
日時は1942年4月21日2時から。場所は島根県那賀郡国府町の村役場裏広場。式は神式で、参列者は新聞によると6千余名。
回答プロセス
依頼を受けたのは2016年夏。元同僚よりハガキでの依頼だった。googleで佐々木直吉を検索すると、ウィキペディアの記述と、中国新聞ヒロシマ平和メディアセンターの記事が出てきた(「佐々木少尉に誓う平和 浜田で2日慰霊式 古里思い真珠湾で戦死」2015年7月31日)が、どちらも葬儀については触れられていなかった。
現在国府町は浜田市になっており、【浜田市立図書館】に佐々木氏の資料がないか問い合わせたが、ないとのこと。また中国新聞の記事に載っていた【守る会】の会長の連絡先を図書館に教えていただき連絡を取るが、会長も葬儀の日にちや場所についてはわからないとのことだった。
年が明けて、もうひとつのよすがである【中国新聞ヒロシマ平和メディアセンター】に問い合わせて事情を話したところ、記者の方が調査してくださって連絡をくださる。それによると
「真珠湾攻撃は1941年12月8日。翌年3月6日大本営海軍省が9人の戦死について初めて発表し、中国新聞の記事にもなった。そこに海軍の合同葬儀は1942年4月8日に日比谷公園にて営まれ、出席した家族は8日午後8時の汽車で帰郷したと書かれている。もう一人の軍神上田兵曹長は広島の人で、遺族は9日午後2時に広島に着いたと10日の新聞に書いてある。葬儀は自宅で営まれたとも。10日以降の新聞には記事は載っていない。中国新聞は当時島根については取り扱っていなかった。また広島のものは原爆で全て無くなったので、呉の地方版しか残っていない」と、詳しく教えていただいた。新聞社の方の調査のおかげで日にちを絞ることができたことは大きかった。また当時の島根の新聞社は、現在の山陰中央新報社ではないかとも教えていただいた。
そこで島根の新聞社【山陰中央新報社】に問い合わせるが、「データベースの検索では佐々木直吉はでてこない。当時の新聞は【島根県立図書館】に、マイクロフィルムとして保存してある」とのことだった。
早速【島根県立図書館】に問い合わせると、マイクロフィルムとしての資料は幸いなことに1942年1月からのものがあるということがわかった。そこで【島根県立図書館 資料情報課 郷土資料課 郷土資料係】の方に、佐々木直吉に関する4月8日以降の記事を探していただき、該当する可能性がある10枚近い記事を送っていただく。通夜、来際式、慰霊祭、前夜祭、村葬など可能性のあるものがいくつかあったことや、活字の状態が悪く、肝心な箇所の読み取りがむずかしかった為、図書館の郷土資料担当の方とやりとりをしながら、依頼人にも電話で聞き取りした(地元民ではなかったこと、所属していた学校名、式は神式だったこと、昼間だったことなど)結果、21日の村葬であろうという結論を得た。
事前調査事項
依頼者は佐々木氏の地元国府の人間ではなかったこと、所属していた学校名、式は神式だったこと、昼間だったことなど
NDC
  • 貴重書.郷土資料.その他の特別コレクション (090 9版)
  • 戦争.戦略.戦術 (391 9版)
  • 記録.手記.ルポルタージュ (916 9版)
参考資料
  • 戦後70年継承しまね 佐々木少尉に誓う平和 浜田で2日慰霊式 古里思い真珠湾で戦死.中国新聞2015年7月31日 http://www.hiroshimapeacemedia.jp/?p=48354(2017年11月14日確認)
  • 佐々木軍神公葬次第決る. 島根新聞 昭和17年4月21日 p.二面
  • 佐々木少尉村葬 参列者六千余名の盛儀. 島根新聞 昭和17年4月22日 p.二面
キーワード
  • 佐々木直吉
  • 九軍神
  • 真珠湾攻撃
照会先
  • 浜田市立図書館
  • 佐々木直吉少尉並び九軍神顕彰碑を守る会
  • 中国新聞ヒロシマ平和メディアセンター
  • 山陰中央新報社
  • 島根県立図書館資料情報課郷土資料課郷土資料係
寄与者
  • 中国新聞ヒロシマ平和メディアセンター
  • 島根県立図書館資料情報課郷土資料課郷土資料係
備考
依頼者によると「葬儀への参列で、自分は軍人にはならないと決意した。自分史の分岐点となったその日について知りたかった」ということだった。中国新聞ヒロシマ平和メディアセンターの記者の方が詳しく調べてくださったことが、大きく解決につながった。島根県立図書館の郷土資料係の担当の方にも大変お世話になった。
調査種別
事実調査 書誌的事項調査 所蔵機関調査
内容種別
郷土 人物
質問者区分
社会人
登録番号
1000215562
転記用URL
https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000215562 コピーしました。
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