レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2015年01月10日
- 登録日時
- 2015/04/23 08:34
- 更新日時
- 2019/11/27 11:06
- 管理番号
- 京資-311
- 質問
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解決
明治初期に架設された電信線について、府内のどこを通っていたかを知りたい。
- 回答
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東京~長崎間に電信線を引く工事が行われ、明治5(1872)年には京都の河原町三条に西京電信局が開設した。その電信線の架設のため、関係地域の電柱の布設位置を報告したものが「電信線路調」で、彦根電信局から逢坂山を越えて引かれてきた電信線が、旧東海道筋を通って河原町三条に至り、千本通から鳥羽街道を通って淀川を渡り、淀から旧東海道筋を通って大阪電信局に向けて引かれたことが記載されている。
- 回答プロセス
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1.京都の電気通信事業に関する資料(NDC分類:694)を調べたところ、『電信の歴史と京都電報局の歴史を年表で見る』に京都の電信の歴史についての詳細が記載されていたが、電信線がどこを通っていたかの詳細については記載されていなかった。
2.行政文書に該当するものがあるかを確認するため、『京都府立総合資料館所蔵行政文書簿冊総目録:明治元年-昭和20年』の明治期分類表の「通信・運輸-郵便・電話」で「電信」に関連する簿冊を探し、その件名簿で内容を確認したところ、「電信線路調」に電信線のルートについて記載されていた。
- 事前調査事項
- NDC
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- 電気通信事業 (694 9版)
- 参考資料
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- 『電信の歴史と京都電報局の歴史を年表で見る』 改訂版 土山年雄編集 土山年雄 2004年 図書請求記号:K1||694.4||Ts32
- 『京都府立総合資料館所蔵行政文書簿冊総目録:明治元年-昭和20年』 京都府立総合資料館編 京都府立総合資料館 1973年 図書請求記号:MK0||318.26||Ky6
- 「電信線路調」 行政文書簿冊番号:明5-23
- キーワード
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- 電信
- 通信
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000171394