レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013年10月27日
- 登録日時
- 2013/11/29 12:52
- 更新日時
- 2019/11/27 14:09
- 管理番号
- 京資-265
- 質問
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解決
京都朝日会館にかつてあった壁画の写真を見たい。
- 回答
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京都朝日会館は昭和10年、朝日新聞京都支局の開設50周年を記念して、京都市中京区河原町通三条上ルに竣工した。ビルの壁面には川口軌外、伊藤廉、林重義が25メートル四方の大壁画を描いており、その写真が『京都大事典』のp9と『建築雑誌』第49輯第604号に掲載されている。
昭和27年10月、京都朝日会館の壁画は東郷青児によって「平和と団結」と題する28×23メートルの壁画に描き改められ、昭和50年の改築まで存在した。東郷青児が描いた壁画の写真は、『「京」なかぎょう』のp55と『写真でみる京都100年』のp163に掲載されている。
- 回答プロセス
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1.『京都大事典』を調べたところ、p9に京都朝日会館の概要が記載されており、壁画は昭和10年の川口軌外らによるもの、第二次大戦後に東郷青児が描き改めた「平和と団結」のふたつ存在したことが書かれていた。
2.京都府立総合資料館・京都府立図書館の蔵書検索システムで、キーワード「川口軌外」を検索した。検索の結果見つかった資料を調べたところ、『川口軌外展』のp99に、昭和10年5月、川口軌外、伊藤廉、林重義によって京都朝日会館の壁画を描いたと記載されていたが、壁画の写真は掲載されていなかった。
3.同システムで、キーワード「東郷青児」を検索した。検索の結果見つかった資料を調べたところ、『東郷青児展』(ふくやま美術館 2002年)のp135に、昭和27年10月に大壁画「平和と団結」(28×23メートル)を京都朝日会館に制作したと記載されていた。また、同書p57には壁画の原画となる「平和と団結」(油彩画、朝日新聞大阪本社所蔵)が掲載されているが、壁画の写真は掲載されていなかった。
4.また、『東郷青児展』(安田火災東郷青児美術館 1998年)のp75には壁画の原画、p127には壁画制作風景の写真が掲載されていたが、壁画の写真は掲載されていなかった。
5.京都市中京区の区誌である『「京」なかぎょう』を調べたところ、p55に昭和32年の京都朝日会館の遠景写真が掲載されていて、東郷青児が制作した壁画を確認することができた。
6.京都の街並み写真が掲載されている資料(K/216.2)を調べたところ、『写真でみる京都100年』のp163に昭和27年の京都朝日会館の壁画写真が掲載されていた。
7.インターネットで、キーワード「京都朝日会館」を検索したところ、『建築雑誌』の第49輯第604号(昭和10年10月)から引用された川口軌外ら制作の壁画写真が掲載されていた。『建築雑誌』の該当巻号の所蔵を調べたところ、当館では所蔵していなかったが、CiNii Articlesで全文を見ることができた。
- 事前調査事項
- NDC
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- 洋画 (723 9版)
- 参考資料
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- 『京都大事典』 佐和隆研/[ほか]編集 淡交社 1984年 1083,91p 当館請求記号K0/291.62/KY6
- 『川口軌外展』 和歌山県立近代美術館/編刊 1999年 110p 当館請求記号723.1/Ka92
- 『東郷青児展』 ふくやま美術館/編刊 2002年 167p 当館請求記号723.1/To23
- 『東郷青児展』 安田火災東郷青児美術館/ほか編 産経新聞社 1998年 143p 当館請求記号723.1/To23
- 『「京」なかぎょう』 中京区制60周年記念誌刊行実行委員会 1991年 141p 当館請求記号K13E/216.2/Ky5
- 『写真でみる京都100年』 京都新聞社/編刊 1984年 302p 当館請求記号K1E/216.2/Ky6
- 「京都朝日会館」『建築雑誌』第49輯第604号 1935年 p1253~1260 http://ci.nii.ac.jp/vol_issue/nels/AN00079427/ISS0000215354_ja.html 2013年11月29日最終確認
- キーワード
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- 京都朝日会館
- 川口軌外
- 東郷青児
- 平和と団結
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000141350