レファレンス事例詳細

645.2（馬）の書架を見てみるが、次の資料には記載なし。
・『図説馬と人の歴史全書』　キャロライン・デイヴィス／編著　東洋書林　2005
p.169～214　第6章　戦争と馬　　があるが、記載なし。

・『図説日本の馬と人の生活誌』　山森 芳郎／[ほか]編著　原書房　1993
次のような章があるが、軍馬についてではなく、民家や農用・乗用の馬についての記述のみあり。
p.13～44　第二章　東北地方の人と馬にかかわる風土　その1　岩手県遠野市の馬屋のある民家
　　　　　　　　第三章　東北地方の人と馬にかかわる風土　その2　山形県朝日村の馬屋のある民家を中心に
p.421～　　第二章　東北地方における馬　その1　岩手県遠野市の事例を中心に
　　　　　　　　第三章　東北地方における馬　その2　宮城県若柳町の事例を中心に
　　　　　　　　第四章　東北地方における馬　その3　福島県小高町・鹿島町の事例を中心に

・『馬の文化叢書　5　近代』　神崎 宣武／編　馬事文化財団　1994
p.398～434　「軍馬の研究」　菊池正助　…軍馬の育成について
p.435～457　「軍馬補充部川上支部と標茶」　寺島敏治　…東北海道での軍馬購入、輸送、保管と育成について
p.458～475　「軍馬補充部あれこれ」　新渡戸憲之　…青森県三本木支部について記述あり。

・『富国強馬　ウマからみた近代日本』　武市 銀治郎／著　講談社　1999
p.41～　　第二章　帝国陸軍の誕生と馬
　明治29（1896）年に軍馬補充部条例が公布され、本部を東京、支部を地方に設置する軍馬補充部組織が確立されたとの記述あり。
p.44　明治38年日露戦争終戦までの軍馬補充部の所在地表あり。
p.45　奥中山には、明治23年に三本木支部の十三本木支所として創設という記述あり。

・『日本陸海軍事典　上』　原 剛／編　新人物往来社　2003
p.30～31　軍馬補充部
　1887（明治20）年に軍馬育成所（軍馬補充部の前身）設置。青森県三本木と鹿児島県福元に軍馬育成所設置。とあり。
　軍馬の補充方法や支部名などの解説になっている。

質問者によると、岩手県北（奥中山、葛巻町）にある公設牧場が軍馬育成に関係があったらしいとのこと。
次の２冊は提供済。
・『人と動物の日本史　3　動物と現代社会』　菅 豊／編　吉川弘文館　2009
・『日本の馬と牛』　市川 健夫／著　東京書籍　1981