レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012年11月13日
- 登録日時
- 2012/12/13 09:17
- 更新日時
- 2019/12/03 11:44
- 管理番号
- 京資-235
- 質問
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解決
平安京がつくられた際、東西南北に岩倉が設けられたと聞いた。南岩倉の位置を知りたい。
- 回答
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『京都大事典』のp860、『日本歴史地名大系 27京都市の地名』のp891、『京都・山城寺院神社大事典』のp597~598によると、京都市下京区石不動之町にある不動寺は南岩倉とも称し、現在も寺内には「南岩倉」と書かれた額が架けられている。また、『京都秘密の魔界図』のp37~39に、南岩倉の場所を記した地図が記載されている。なお、南岩倉の場所については諸説あるとされている。
- 回答プロセス
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1.『京都大事典』の索引で「南岩倉」を調べると、p860の「松原不動」の項目に「平安遷都のとき、王城鎮護のため経巻を石蔵に納めた四岩倉の一つ。南岩倉ともいう」と記載されていた。
2.『日本歴史地名大系 27京都市の地名』の索引で「南岩倉」を調べると、p891の「不動寺」の項目に「元禄二年刊の『京羽二重織留』には「南方の岩倉基所さだかならず。一説には王城の南方は雄徳(おとこ)山なり。しかれども比山八幡の神地なれば仏教を納がたし」と記載されていた。
3.『京都・山城寺院神社大事典』で「不動寺」を調べたところ、『京都大事典』と『日本歴史地名大系 27京都市の地名』に記載されている内容と同様のことが書かれていた。
4.京都の地誌・歴史に関する資料(K/216.2、K/291.62)を調べた。
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本 (291 9版)
- 参考資料
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- 『京都大事典』 佐和隆研/[ほか]編 淡交社 1984 1083,91p (当館請求記号K0/291.62/Ky6)
- 『日本歴史地名大系 27京都市の地名』 平凡社 1979 1201p (当館請求記号K1/291.62/H51)
- 『京都・山城寺院神社大事典』 平凡社/編刊 1997 763,36p (当館請求記号K1/185.91/Ky6)
- 『京都秘密の魔界図』 火坂雅志/著 青春出版社 1992 219p (当館請求記号K1S/216.2/H76)
- キーワード
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- 平安京
- 岩倉
- 不動寺
- 桓武天皇
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000115718