レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2011年05月30日
- 登録日時
- 2011/05/17 13:53
- 更新日時
- 2012/08/25 10:27
- 管理番号
- 秋田-1257
- 質問
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解決
第二次大戦中の軍人で“安江仙弘”という人物についての資料はないか。ユダヤ人を助けた人物と聞いている。平田篤胤の生家で生まれた人らしい。
- 回答
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「秋田人名大事典」に安江仙弘(やすえのりひろ)の項目がある。また、秋田魁新報昭和50年2月21日夕刊に石上玄一郎氏の紹介文がある。
秋田市の平田篤胤の生家に生まれ、12歳まで秋田で育ったという。
当時、ユダヤ人研究者として知られていた安江は陸軍大佐として、犬塚海軍大佐とともに、ユダヤ人自治区を満州若しくは上海へ設置しようとした。
当館所蔵の安江仙弘の著作は、
『ユダヤ民族の世界支配?』,古今書院,1933
― ユダヤ問題研究のため、中近東、欧州行きを命じられた安江大佐のユダヤ人調査結果の資料。
『ユダヤの人々』,軍人会館出版部,1937
― ユダヤ人が世界各国に分散しながらも、経済、外交、政治に大きな勢力となっているという認識から、歴史的に、そして現状を研究した書。
当館に所蔵はないが、他館所蔵の著作は、
『革命運動を暴く:ユダヤの地を踏みて』,
『猶太国を視る』,
『猶太勢力と我帝国』,
がある。
また、他に他館所蔵資料として、
『大連特務機関と幻のユダヤ国家』 安江弘夫(安江仙弘の子息) があり、安江仙弘関係年表及び参考文献の記載があるとのこと。
当時ユダヤ人自治区を作ろうとした計画は、“河豚計画”と呼ばれていた。
この“河豚計画”について、ユダや人の立場から、フィクションタッチで、難民として逃れて来たユダ人の様子を描いたものとして、
『河豚計画』,日本ブリタニカ,1979 がある。
また、同計画に携わった陸軍の犬塚大佐の側からの視点の資料として、
『ユダヤ問題と日本の工作』,日本工業新聞社,犬塚きよ子
がある。“犬塚機関”の機関長秘書としての立場から、知り得た多くの資料の引用や、写真なども掲載している。
秋田出身の人物ということから、秋田魁新報の連載記事“戦後あきた50年”の中で、平成7年7月23日、30日、8月6日、13日の4回に
渡り、安江仙弘の生い立ちや、功績など、詳しく掲載されている。
その他、関係資料としては、
『歴史読本』2009年9月号に P202~208 “謎の「河豚計画」の真相”との題で、安江大佐の記述、写真、また、ユダヤ難民収容の為の
満鉄の調書等の紹介もある。
『シリーズ20世紀の記憶』6巻,毎日新聞社,2000
のP127~ “幻の満州ユダヤ人自治区”として、前後の史実とあわせて、日本人の対ユダヤ人対策の計画と終焉を順を追って紹介している。
『日本のユダヤ人政策』
外務省外交資料館保存公文書を引用し、調査検討した資料。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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- 『秋田人名大事典』 秋田魁新報社 2000
- 『ユダヤの人々』 安江仙弘 軍人会館出版部 1937
- ユダヤ民族の世界支配? 安江仙弘 古今書院 1933
- 『河豚計画』 M・トケイヤー 日本ブリタニカ 1979
- 『歴史読本』 2009年9月号
- 『ユダヤ問題と日本の工作』 犬塚きよ子 日本工業新聞社 1982
- 『シリーズ20世紀の記憶』 毎日新聞社 2000
- 『大連特務機関と幻のユダヤ国家』 安江弘夫 八幡書店 1989
- 『日本のユダヤ人政策』 阪東宏 未来社 2002
- キーワード
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- 安江仙弘
- ユダヤ人問題
- 満州
- 河豚計画
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 受付日:11/4 受付方法:電話
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000086315