レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2009年12月11日
- 登録日時
- 2010/03/24 14:09
- 更新日時
- 2020/04/22 16:13
- 管理番号
- 会津-2
- 質問
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解決
会津藩主保科正之が寛文3年(1663)に創設した老齢年金制度はいつまで続けられたのか。
- 回答
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会津藩では寛文3年(1663)から領内の90歳以上の老人に米を支給していたが、弘化元年(1844)12月24日幕府から養老扶持廃止の通達があった。しかし、会津藩では今まで通り藩米をもって給与することになった。
房総半島警備の際にも90歳以上の老人に勧扶持米を1日5合ずつ支給している。
制度が廃止された年月日は不明。
- 回答プロセス
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『会津松平家譜』の記述を調べ、該当事項を確認する。
- 事前調査事項
- NDC
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- 東北地方 (212 9版)
- 社会保障 (364 9版)
- 参考資料
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- 『会津松平家譜』(国書刊行会、1984年、昭和13年刊の復刻版、請求記号L27/マ) (p204 是より先幕府領地の民90歳以上の者に、老養俸米を賜う。是に至りて之を停む。容敬乃ち私費を以て之を給すること旧の如し。)
- 『若松市史 上巻』(名著出版、1974年、昭和16年刊の復刻版、請求記号L22/ワ/1) (p223 12月24日各藩預所中、90歳以上の者に、幕府より養老扶持を給し来りしが、爾後廃止の旨通達あり、されど我藩にては、是迄の仁政を廃するに忍びずとて、従前の通り藩米を以て給与することに定む。)
- 『江戸湾防備と会津藩』(星正夫著、赤星直忠博士文化財資料館、2005年、請求記号L20/ホ) (p8 90才以上の老人には、勧扶持米を1日5合ずつ支給している。)
- キーワード
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- 保科正之
- 年金
- 松平容敬
- 会津藩
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000065571