レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 登録日時
- 2009/09/25 16:26
- 更新日時
- 2016/09/04 11:01
- 管理番号
- 北九-2006-91
- 質問
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テノール歌手の藤原義江のゆかりの場所が市内にあると聞きました。
その場所が書かれている小説は何ですか?
- 回答
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門司区寺内一丁目10番に藤原義江の父親リード氏の別邸跡の石垣が残っています。別邸は水無荘と呼ばれていました。古川薫が第104回直木賞を受賞した小説『漂泊者のアリア』には、水無荘のことが次のように書かれています。
「1919(大正8)年4月のはじめ。朝、N・B・リードは、門司市大里の戸の上山中腹にある水無荘のベランダで、
タバコをふかしていた。(中略)
この家を彼は「水無荘」と名付けた。山の中腹に白い家が浮かんでいるように見えるので、秘書の倉本春吉がswimにひっかけてそんな名にしたらどうかと提案した。「それは面白い」と、リードは字を日本側支配人有山に書いてもらい、柱に掲げている。」
藤原義江記念館が下関市阿弥陀寺町3番14号にあります。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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- 『北九州文学散歩』 轟良子 西日本新聞社発行 1997年<K902/ト>(35頁)
- 『漂泊者のアリア』 古川薫 文藝春秋発行 1990年<K936/フ>(108~109頁)
- キーワード
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- 藤原義江
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000058308