レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2011/2/16
- 登録日時
- 2007/09/13 02:12
- 更新日時
- 2024/12/11 00:31
- 管理番号
- M07031617158947
- 質問
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“眉唾”という言葉の由来を知りたい。
- 回答
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『隠語大辞典』(皓星社)によると、「眉唾物の略、だまされないように眉に唾をつけて用心すべきもの」とあり、続けて「眉に唾をつけると狐にだまされないという俗説から出た言葉」とある。また、『日本俗信事典』(角川書店)で「キツネ」の項においては「化かされぬように眉毛をぬらすとは、狂言記の『狐塚』にもある言葉」で、「岡山県児島地方では、キツネに眉毛を数えられたら、だまされるという」と説明されている。『新日本古典文学大系 58 狂言記』(岩波書店)の「続狂言記 巻四」収載の「狐塚」に「さればこそ狐が出た、あれは二郎冠者が声じや、よふ似せた、をのれ、化かさるることではないぞ、先眉毛濡らさふ」という表現が見える。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 辞典 (813 9版)
- 参考資料
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- 木村義之編『隠語大辞典』東京 皓星社,2000,1488p.参照はp1194. 鈴木棠三著『日本俗信辞典 動・植物編』東京 角川書店,1982,620p.参照はp200. 『新日本古典文学大系 58 狂言記』東京 岩波書店,1996,646p.参照はp434.
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2007031617183258947
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢, 高校生, 中学生
- 登録番号
- 1000037438