レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2004年10月14日
- 登録日時
- 2005/11/18 13:52
- 更新日時
- 2005/12/14 09:00
- 管理番号
- 慶大三田-慶應福澤-005
- 質問
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解決
明治期の『西洋事情』と『学問のすゝめ』の価格及び出版部数を知りたい。
- 回答
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1.価格について
【参考資料1】に収録されている、明治5年『慶応義塾蔵版目録』(K14-A@16-01)に、
『西洋事情』については、 初編三冊 定価金三歩、 二編四冊 定価金一両、 外編三冊 定価金三歩
『学問のすゝめ』については、定価銀3匁 と記載されています。
また、同【参考資料1】内、明治12年『慶應義塾出版社発兌書目』(K14-A@17-01)において、
「『西洋事情』初編三冊 定価七十五銭、 二編四冊 定価壱円、 外編三冊 定価七十五銭」
「『学問スゝメ』初編より十七編迄 一編 定価三銭三里、 合本一冊 定価七十五銭」
という記録を確認することができます。
2.発行部数について
【参考資料2】にて確認することができます。
『西洋事情』については、p.444 西洋事情 の項に、
「初編の如き著者の手より販売したる部数も十五万部に下らず、之に加うるに当時上方辺流行の偽版を
以てすれば二十万乃至二十五万部は間違いなかるべし。」とあります。
『学問のすゝめ』については、p.460 学問のすゝめ の項に、
「学問のすゝめは一より十七に至るまで十七編の小冊子、何れも紙数十枚ばかりのものなればその発売頗る多く、
毎編凡そ二十万とするも十七編合して三百四十万冊は国中に流布したる筈なり」とあります。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 出版 (023 9版)
- 参考資料
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- 1) 慶應義塾福澤研究センター編.1989年.『福澤関係文書 [microform] 』.東京 : 雄松堂
- 2) 福澤諭吉著.2002年.『福澤諭吉著作集』.第12巻.東京.慶應義塾大学出版会
- キーワード
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- 学問のすゝめ(学問のすすめ)
- 西洋事情
- 福澤諭吉
- 出版部数
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 図書館
- 登録番号
- 1000024799