特別コレクション詳細

内容: 吉田文庫は、アジア関係及び外交関係の洋書を中心として、古くは1100年代の中頃から、1932年に至る凡そ 780年間の種々な和漢洋書を収容していて、18世紀末（1799）までの刊本が22種も含まれている。洋書約 350部、和漢書 100余部（約 400冊）、合計2,400冊と云われているが、数の割合に優秀なものがよく集っていて、実に貴重な文庫である。

アジア関係では、中国を主とし、これに蒙古、チベットが多く、その他の地域、特にシベリアのものが、かなりあり、アジア研究に必要とする重要な文献が揃っている。ヨーロッパでは、イギリスやフランスの研究書を中心に、アメリカ、アフリカなどでも、各国の関係文献が見られる。その上に、 161人の外交官や政治家などの伝記類があることは、特筆すべきである。その他、国際関係や国際法に関するものがあり、かつ、古刊本にも珍らしいものが相当にある。

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吉田文庫

来歴: 昭和25年秋に故石濱純太郎教授の斡旋で、元トルコ駐在特命全権大使故吉田伊三郎氏の御遺族から譲り受けたもの。
（参考資料『関西大学所蔵吉田文庫目録』序／天野敬太郎. 関西大学図書館の文庫（6）吉田文庫. 1985. 『籍苑 : 関西大学図書館報』20）

利用条件: 「吉田文庫」は配置場所が貴重書庫とB2書庫に分かれています。
貴重書庫資料については、当館ウェブサイト「貴重書、準貴重書等特別蔵書のご利用について」でご確認ください。
B2書庫配置分は一般資料扱いのため特別蔵書の申請書は不要です。ただし貸し出しはできません。
また、資料画像の掲載等には『掲載・刊行・翻刻許可願』の提出が必要です。

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