会期:2014年07月27日(日)~09月15日(月)
辺の村の誰も住んでいない“湿っ地(しめっち)屋敷”。12歳の杏奈はそこで、青い窓に閉じ込められた金髪の少女・マーニーと出会う――。
2014年夏公開のスタジオジブリ最新作「思い出のマーニー」(米林宏昌監督)で美術監督を務める種田陽平が、「思い出のマーニー」の世界を巨大空間アートで表現します。
種田陽平は、岩井俊二、三谷幸喜など日本を代表する映画監督のみならず、クェンティン・タランティーノ監督、チャン・イーモウ監督など海外からも絶大な信頼を得、主に実写映画を活動の場として数々の大ヒット作品を手がけている美術監督です。 2010年には米林監督のデビュー作「借りぐらしのアリエッティ」の公開に合わせて全国各地で開催された「借りぐらしのアリエッティ×種田陽平展」で小人の住む世界を巨大なセットで再現。アニメーションの二次元の世界を、実写映画美術の技術で三次元の空間に建ち上げ、映画美術の魅力を来場者に披露しました。そして今回、「思い出のマーニー」で初めてアニメーション映画の美術監督に挑戦。“実在するようで実在しない”現実とファンタジーの境目を描く美術で、作品の世界に広がりと深みを与えています。
本展覧会では、自身が美術監督を務めるアニメーション作品の世界を、自ら実写映画のセットのように表現していきます。映画の物語の鍵となる重要な舞台、“湿っ地(しめっち)屋敷”。そこで起きる、ふたりの少女の幻想的なストーリー。物語に登場するあらゆる小道具や装飾のディテールにも徹底的にこだわり、訪れた人は物語の秘密に触れ、種田陽平が創る「マーニーのいる世界」を体感することができます。
また、映画の美術資料も併せて多数展示予定。アニメーション映画美術と実写映画美術の融合が、さらにスケールアップして再び実現します。 スタジオジブリ作品に飛び込んだような不思議な空間で、マーニーと一緒にお待ちしています。映画の物語の鍵となる重要な舞台、“湿っ地(しめっち)屋敷”。そこで起きる、ふたりの少女の幻想的なストーリー。物語に登場するあらゆる小道具や装飾のディテールにも徹底
http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/s-exhibition/special/417/%e6%80%9d%e3%81%84%e5%87%ba%e3%81%ae%e3%83%9e%e3%83%bc%e3%83%8b%e3%83%bcx%e7%a8%ae%e7%94%b0%e9%99%bd%e5%b9%b3%e5%b1%95-2/(最終アクセス日:2020年3月13日)