レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022年04月26日
- 登録日時
- 2022/11/09 14:58
- 更新日時
- 2022/12/04 10:26
- 管理番号
- 福参-1192
- 質問
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解決
鶏肉を「かしわ」と呼ぶのはなぜか。
- 回答
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◆参考資料1『日本大百科全書』p228
「かしわ」
「「鶏肉 (けいにく) の別名。もとは、中国渡来の、羽毛が黄褐色のニワトリを黄鶏と書き、「かしわ」とよんでいた。主として関西で多く飼育されていたところから、関西では鶏肉の一般名称としてもかしわが用いられ、またニワトリの上等肉を第二次世界大戦までは「かしわ」とよんだ地域もある。」の記述あり。
◆参考文献2『日本国語大辞典 第三巻』p624
「かしわ【黄鶏】」
「(柏の葉の色に似ているのでいう)羽毛が茶褐色の鶏。和鶏。(以下略)」の記述あり。
◆参考文献3『日本語源広辞典』p211
「かしわ【鶏肉】」
「語源は、二説あります。説1は、「黄鶏の羽毛の色が、柏の葉の色に似ているところ」が、語源になったという説です。説2は、「カシワ(膳)に乗せる肉」が語源で、食用に最上の鶏肉の意です。」の記述あり。
◆参考資料4『たべもの起源事典』p99
「かしわ(黄鶏)」
「もともとは、関西地方での食用鶏の呼び名。今日では、上等鶏肉から、鶏肉の総称となる。(中略)
大陸から伝えられた黄鶏は、羽毛の色が柏の枯れ葉に似ていて、かしわと呼んだとする説がある。」の記載あり。
- 回答プロセス
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①日本語の辞典類で「かしわ」を調べる
②語源辞典で「かしわ」を調べる
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本語 (810 10版)
- 参考資料
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- 1.日本大百科全書 5//小学館/1985.8/031/R/70-5
- 2.日本国語大辞典 第3巻/小学館国語辞典編集部/編集/小学館/2001.3/813/1R/96-3
- 3.日本語源広辞典/増井金典/著/ミネルヴァ書房/2012.8/813/6R/51
- 4.たべもの起源事典/岡田哲/著/東京堂出版/2004.3/383/8R/534
- キーワード
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- 鶏肉
- かしわ
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000323690