レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022/06/19
- 登録日時
- 2022/07/18 00:30
- 更新日時
- 2022/07/18 00:30
- 提供館
- 宮城県図書館 (2110032)
- 管理番号
- MYG-REF-220028
- 質問
-
解決
五郎八姫(=天麟院)が,子どもを生んだという記述が伊達治家記録にあるか。
- 回答
-
下記の資料に関連する記述がありました。【 】内は当館の請求記号です。
資料1 土生慶子著『伊達政宗娘五郎八(いろは)姫』東光出版, 1987【K289/イ23】
pp.86-87 「『伊達氏譜系』〔県図書館所蔵(伊達文庫)〕と『仙台人名大辞書』によれば,五郎八姫は一男を生んだ。恐らくすぐ引離されたことであろう。政宗は幕府をはばかり世俗を離れた僧にした。二代藩主忠宗が姫のために創建した松島天麟院(てんりんいん)二世の黄河幽清(ゆうせい)和尚がそうであるといわれる。」
資料2 高橋貞則著『伊達氏譜系』(『伊達文庫目録』 940), 寫本 佐瀬□□等, 1册, 27.8cm【KD288/タ1】
「天麟生一男爲僧名幽清號黄河住持天麟院土俗相傳其爲人類父元禄十一年二月十二日示寂葬於天麟院法號曰黄河幽清和尚」
資料3 高橋貞則撰『伊達氏譜系』(『小西文庫和漢書目録』 402), 寫本, 2册, 26cm【KN288/タ4】
代替資料としてマイクロフィルムを所蔵しており,マイクロフィルムからの閲覧・複写が可能です。
記述内容は前掲資料2と同じです。該当ページは152コマです。
なお,当館ホームページ内「叡智の杜Web」で画像を公開しており,下記URLから閲覧・印刷が可能です。
https://eichi.library.pref.miyagi.jp/da/detail?data_id=040-53640-1-p152 (最終アクセス日:2022/06/05)
資料4 菊田定郷著『仙台人名大辞書』仙台郷土研究会, 2000【K280/キ1-3】
p.1073「ユーセー【幽清】」の項
「僧。黄河と号す,高橋巴山著伊達系図に曰く,天麟夫人(政宗公の女,徳川忠輝の室)初め一男を生む,僧となりて松島臨済宗天麟院に住す,土俗相伝ふ,其の人となり父に類すと,延宝七年三月八日,同院の鐘銘並に序を作る,元禄十一年二月十二日示寂す,同院に葬り,黄河幽清和尚と謚す。」
(引用文中の漢字は資料では旧字体です。)
なお,下記の資料を参照しましたが,該当する記述はありませんでした。
資料5 平重道編『伊達治家記録 3』 宝文堂出版販売, 1973【K205/タ3/3】
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 系譜.家史.皇室 (288 9版)
- 参考資料
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- 土生 慶子/著. 伊達政宗娘五郎八(いろは)姫. 東光出版, 1987【K289/イ23】:
- 菊田定郷/著. 仙台人名大辞書. 仙台郷土研究会, 2000.5【K280/キ1-3】:
- 作並清亮/編. 東藩史稿 第2巻. 宝文堂出版, 1976.10【K205/サ1-2/イ2】:
- 平重道/編. 伊達治家記録 3. 宝文堂出版販売, 1973.11【K205/タ3/イ3】:
- キーワード
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- 五郎八姫(イロハヒメ)
- 天麟院(テンリンイン)
- 黄河, 幽清(コウガ, ユウセイ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000318928