レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2021/12/14
- 登録日時
- 2022/01/16 00:30
- 更新日時
- 2022/01/16 00:30
- 提供館
- 宮城県図書館 (2110032)
- 管理番号
- MYG-REF-210049
- 質問
-
解決
大谷鉱山(本吉郡大谷金山と思われる)の関係書類を見ていたところ,『日本金鑛株式会社』の社名が書かれていた。この会社の詳細は分かるだろうか。
- 回答
-
資料1(pp.35-36)に「日本金鉱株式会社」についての記述がありました。
「日本金鉱株式会社 東京市麹町区永田町二丁目七十二番地
設立 明治四十二年八月 資本金五拾萬円」
この日本金鉱株式会社には,大谷鉱業所が置かれ,「大谷鉱山(所在 新潟県東浦原群綱木村外一ケ村)」を所管しているようです。
宮城県内の資料で鉱業関係を資料2-5にて調査しましたが「日本金鉱株式会社」の関係記述は見あたりませんでした。
日本金鉱株式会社大谷鉱業所の所管する「大谷鉱山」と,お手持ちの書類の「大谷鉱山」と同一鉱山かどうか,又,本吉郡の大谷鉱山と関係があるかどうかは不明です。
なお,資料1 は,国立国会図書館デジタルコレクションにてインターネット公開されている資料です。
【資料一覧】 ※【】内は当館請求記号
資料1: 鉱山懇話会編. 日本鉱山名鑑. 鉱山懇話会, 1913 (http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/951204/43 最終アクセス日:2021/12/08)pp.35-36(43-44コマ)
資料2: 仙台鉱山監督局編. 東北鉱山風土記. 仙台鉱山監督局, 1942【560.92/1942.6】 (pp.297-301.「大谷鉱山」)
資料3: 本吉郡町村長会本吉郡誌編纂委員会/編. 本吉郡誌 全. 名著出版, 1973【K263/モ1-2】 (pp.278-302.第六章産業経済-七,鉱山業)
資料4: 本吉町誌編纂委員会編. 本吉町誌 2. 本吉町, 1982【K263.3/モ1/2】(pp.1273-1280.第五編各論-第八章産業-第四節鉱業)
資料5: 宮城県史編纂委員会編. 宮城県史 9. 宮城県史刊行会, 1968【K201/ミ1/カ9】 pp.364-366
- 回答プロセス
-
(1)当初は,宮城県本吉郡の大谷鉱山と推定し,調査。
鉱業関係の下記資料を確認するも「日本金鉱株式会社」に関する記述なし。
・仙台鉱山監督局編. 東北鉱山風土記. 仙台鉱山監督局, 1942【560.92/1942.6】
(pp.297-301.「大谷鉱山」)
・本吉郡町村長会本吉郡誌編纂委員会/編. 本吉郡誌 全. 名著出版, 1973【K263/モ1-2】
(pp.278-302.第六章産業経済-七,鉱山業)
・本吉町誌編纂委員会編. 本吉町誌 2. 本吉町, 1982【K263.3/モ1/2】
(pp.1273-1280.第五編各論-第八章産業-第四節鉱業)
・宮城県史編纂委員会編. 宮城県史 9. 宮城県史刊行会, 1968【K201/ミ1/カ9】
上記資料に関連情報がなかったため,本吉郡の大谷鉱山ではない可能性がでてきた。
(2)NDLデジタルコレクションを検索して調査対象を広げたところ下記資料に記載あり。
鉱山懇話会編. 日本鉱業名鑑. 鉱山懇話会, 1913.
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/951204/43 (最終アクセス日:2021/12/08)
新潟県にも大谷鉱山がある可能性があることがわかったが,利用者の持っている資料がどの鉱山を指すのかまでは特定できない。
上記情報を提供して終了。
- 事前調査事項
- NDC
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- 金属工学.鉱山工学 (560 9版)
- 参考資料
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- 鉱山懇話会編. 日本鉱山名鑑. 鉱山懇話会, 1913【】:pp.35-36
- 仙台鉱山監督局/編. 東北鉱山風土記. 仙台鉱山監督局, 1942【560.92/1942.6】:pp.297-301.「大谷鉱山」
- 本吉郡町村長会本吉郡誌編纂委員会/編. 本吉郡誌 全. 名著出版, 1973【K263/モ1-2/】:pp.278-302.第六章産業経済-七,鉱山業
- 本吉町誌編纂委員会/編. 本吉町誌 2. 本吉町, 1982【K263.3/モ1/2】:pp.1273-1280.(第五編各論-第八章産業-第四節鉱業)
- 宮城県史編纂委員会/編. 宮城県史 9. 宮城県史刊行会, 1968【K201/ミ1/カ9】:pp.364-366.
- キーワード
-
- 鉱業--宮城県
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000310762