レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019/11/20
- 登録日時
- 2021/06/23 00:30
- 更新日時
- 2021/06/25 11:46
- 管理番号
- 6000006203
- 質問
-
未解決
田辺聖子の小説『道頓堀の雨に別れて以来なり』文庫版上巻(p207)に登場する「宝山楼」という旅館の所在地をを知りたい。
- 回答
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207ページに「宝山楼という旅館の一室で武庫川を眺めながら、俳句したり寄せ書きしたり、関西川柳社の会は、それでそれはまた楽しいものだった」とある。
文章の前後から、宝塚の旅館であることと明治44年の出来事であることがわかる。
『宝塚市大事典』に温泉旅館一覧と地図があり、宝山閣という旅館が存在していたことが判明、昭和40年代まで営業していたことと廃業時の住所が掲載されていた。
本市図書館にはそのほかの資料がなかったため、インターネットで検索すると、大正2年発行の『寶塚案内誌』(兵庫県立図書館所蔵・館内閲覧資料)に、明治18年ー31年の間の出来事として「宝来橋南詰なる寶山の開業」とあり。
以上から「宝山閣」と推測されることと回答する。
本市図書館未所蔵だが『京阪神職業別電話名簿:〔複製〕』(時事報電通信社 1924.11)を確認できればより強い裏付けになると思われる。
- 回答プロセス
-
該当作品を当たる
宝塚市大事典
インターネット検索
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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- 宝塚市大事典 宝塚市/編集発行(2005年)
- キーワード
-
- 田辺聖子、岸本水府、川柳、宝塚、旅館
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 事項
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000300653