レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020/01/30
- 登録日時
- 2021/04/13 00:30
- 更新日時
- 2021/04/13 00:30
- 管理番号
- R1000217
- 質問
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解決
大垣藩の百疋伝馬(ひゃっぴきてんま)の制度はいつ頃できて、どういう制度なのか。
- 回答
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大垣市/編『大垣市史総集編』の事項索引から「百疋伝馬」を調べると、大垣市/編『大垣市史通史編 自然・原始~近世』『大垣市史資料編近世1』に「百疋伝馬」に関する説明等が掲載されていることがわかる。このほか、大垣市/編『新修大垣市史通史(一)』や小野武夫/編『日本農民史料聚粋9巻』などにも説明がある。これらの文献によると、「百疋伝馬」について、以下のことがわかる。
江戸時代、大垣藩には美濃路大垣宿と中山道赤坂宿があり、各宿場に荷物を継ぎ送るための人馬が常備されていた。その人馬は、「助郷」という制度で、宿駅近郷の村々から提供されていたところ、大垣藩では、延宝2年(1674)「百疋伝馬」の制度を設けた。その制度は「大垣領内の助馬を出すかわりに、100疋の馬を常備させた」もので、「その飼養には持高10石以上の資産家にあたらせ」、馬の購入代金や飼料は、「領内の村々に賦課し、馬持に支給し」た。「毎年、1回人馬奉行・御厩役人による改めがあり、馬の位、年齢、丈、毛付などの目録を作成し、飼業者には、馬札を渡す」という仕組みであった。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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- B10990892 大垣市史 資料編近世1 大垣市/編集 大垣市 2008.3 215.3 (p411-479,575-595)
- B11624636 大垣市史 通史編 自然・原始~近世 大垣市/編集 大垣市 2013.3 215.3 (p728)
- B11746262 大垣市史 中 大垣市役所 1930.2 215.3 (p856-860)
- B11780278 日本農民史料聚粋 第9巻 小野武夫/編 酒井書店・育英堂 1970 612.1 (p166-169)
- B11746255 新修大垣市史 通史編 1 大垣市/編集 大垣市 1968.4 215.3 (p650-659)
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事項調査
- 内容種別
- 事項調査
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000296952