レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 登録日時
- 2021/03/13 15:50
- 更新日時
- 2021/03/16 13:00
- 管理番号
- 東京都公文書館2020-001
- 質問
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解決
戦争中に東京から都外へ疎開した人が、昭和20年8月15日以降、東京へ戻れなくなった時期があると聞いた。いつからいつまでか教えてほしい。
- 回答
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昭和21年3月9日「都会地転入抑制緊急措置令」により、東京都内市町村(区の存する区域を含む)が同日から施行された。期間は当初同年5月31日までだが、その後延長を繰り返し、昭和22年12月31日まで効力を有した。
東京都の場合、市町村の区域は、昭和23年1月1日以降は転入抑制対象ではなくなった。しかし特別区の存する区域は、昭和22年12月22日「都会地転入抑制法」により昭和23年1月1日から同年12月31日まで、転入抑制が続いた。
- 回答プロセス
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(1)『東京都戦災誌』及び『都政五十年史通史』82ページを確認したところ、「都会地転入抑制緊急措置令」であることがわかった。
(2)国立国会図書館「日本法令索引」データベースを使用し、同措置令及び関連法令等について確認した。
(3)さらに国立国会図書館デジタルライブラリにおいて当時の官報を確認した。
東京都立図書館にも同様のレファレンス事例あり。https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000169979
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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東京都 編 , 東京都. 東京都戦災誌. 東京都, 1953.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000000912567-00 -
東京都/編 , 東京都. 東京都政五十年史 通史. 東京都, 1994.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I005798557-00 - 国立国会図書館「日本法令索引」データベース https://hourei.ndl.go.jp/#/
- 官報昭和21年3月9日 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2962253
- 官報昭和22年12月22日 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2962808
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東京都 編 , 東京都. 東京都戦災誌. 東京都, 1953.
- キーワード
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- 都会地転入抑制緊急措置令
- 都会地転入抑制法
- 戦後
- 疎開
- 東京
- 戻れない
- 帰れない
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000295225