レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019/06/28
- 登録日時
- 2020/10/21 00:30
- 更新日時
- 2020/10/21 00:30
- 管理番号
- 参調 20-0009
- 質問
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解決
▼現在大学のゼミで、福井県嶺北地方の「おろしそば」について調査をしている。
郷土料理であるおろしそばは、大きく分けて蕎麦、ダイコン、鰹節からなっている。このうち蕎麦とダイコンは福井県の特産品でもあるため、食材として選択されたのは自明のことのように思える。
しかし、鰹節については、福井県の特産というわけでもないため、なぜおろしそばの材料として選ばれたのかが不明瞭である。
よって、福井県がおろしそばの誕生以来、どの都道府県から、どのようなルートをたどって鰹節を獲得してきたのかを知りたい。
福井県HP、越前市HPは参照済。『そばうどん知恵袋111題』および『蕎麦の事典』も参照済。
- 回答
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福井県での鰹節の広がりについて具体的に書かれている資料は所蔵がなかった。
福井県の食文化、鰹節の歴史について書かれている資料を紹介。
福井の食文化について
1『日本の食生活全集 18 聞き書き福井の食事』(農山漁村文化協会 1987.6 資料ID:1102306022)
大正の終わりから昭和の初めころの福井の食生活について再現。「福井の食とその背景」の章では食文化の解説もあり。
2『福井県史 資料編 15 民俗』(福井県 1984.3 資料ID:1101338059)
食や商業(交易)についてあり。
鰹節について
3『鰹節』(法政大学出版局 2000.11 資料ID:1105952749)
カツオの漁法から鰹節の製法、商品としての流通までを広く紹介
4『かつお節と日本人』(宮内泰介著 岩波書店 2013.10 資料ID:1111531487)
「第1章かつお節は日本の伝統か」では昭和初期のかつお節について記述あり。
当館では所蔵がないが、参考となると思われる以下の資料を紹介。
1『越前おろしそば文化』(中山重成著 福井新聞社 2002.4)
福井県立図書館所蔵(請求記号:H596/N3/1B 資料番号:1049037458)
2『和食は福井にあり』(向笠千恵子著 平凡社 2015.2)
札幌市曙図書館所蔵(請求記号:383/ム 資料番号:9012587631)
- 回答プロセス
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回答に記載
- 事前調査事項
- NDC
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- 水産製造.水産食品 (667 7版)
- 参考資料
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- 1 日本の食生活全集 18 聞き書福井の食事 農山漁村文化協会 1987.6 383.8/NI/18
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2 福井県史 資料編 15 民俗 福井県 1984.3 214.4/F/15 -
3 鰹節 宮下/章?著 法政大学出版局 2000.11 667.23/KA -
4 かつお節と日本人 宮内/泰介?著 藤林/泰?著 岩波書店 2013.10 S667.2/KA
- キーワード
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- おろしそば
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事項調査
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000288455