レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020年10月11日
- 登録日時
- 2020/10/11 16:52
- 更新日時
- 2021/04/21 11:33
- 管理番号
- 精華2020-008
- 質問
-
解決
京都府相楽郡精華町の「柘榴(ざくろ)」の地名の由来
- 回答
-
・『京都地名語源辞典』(吉田金彦,糸井遊浩,綱本逸雄/編、東京堂出版、2013年)KT291.6、P.256
・『精華町史 本文篇』 (精華町史編纂委員会/編、精華町、1996年)K216.2、P.250/P.584
・『私たちの相楽郡』 (相楽連合校長会/編、相楽郡誌刊行会、1959年)K216.2、P.87
・『角川日本地名大辞典 26 京都府上巻 総説・地名編』(角川日本地名大辞典編纂委員会/編、角川書店、1991年)R291、P.662
- 回答プロセス
-
精華町の郷土コーナーの資料を見て探す。
1.『京都地名語源辞典』(吉田金彦,糸井遊浩,綱本逸雄/編、東京堂出版、2013年)P.256
小字向井に日出神社(祭神・光明皇后)があり、境内には、神石と称し早魃の時に川に沈めると雨が降るといわれる雨乞い石がある。
この石はもと西隣の奈良県生駒市鹿畑町に鎮座していて、延暦年間(782~806)ご神体の大石がここまで流れ巨木に留まったという。
「石が木に留まる」、すなわち、「石留」の二字に、ともに木偏を副えて柘榴となったという。
2.『精華町史 本文篇』(精華町、1996年)P.250
上流から流れてきた大石(雨乞い石)が、ここで木に引っかかって留まった伝説に因んで成立したと言われる地名。
3.『私たちの相楽郡』(相楽郡誌刊行会、1959年)P.87
「地名起源の伝説」に記載有り
4.『角川日本地名大辞典 26 京都府上巻 総説・地名編』(角川書店、1991年)P.662
一説に延暦年間、隣接する鹿畑から巨石が大洪水で流れ来て、巨松の下に留まったことから、「石が木に留まる」で柘榴となったという。
(日出神社縁起)
以下の資料は、確認したが情報が載っていなかった。
・『京都滋賀古代地名を歩く 2』(吉田金彦/著、京都新聞社、1991年)K291.6、P.84
祝園のことは書かれているが、柘榴のことは書かれていない。
・『日本歴史地名大系 26 京都府の地名』(平凡社、1981年)R291、P.109
場所が詳しく書かれているが、由来は書かれていない。
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土・ 地名
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000288175