レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020年07月08日
- 登録日時
- 2020/07/08 16:37
- 更新日時
- 2020/08/20 16:06
- 管理番号
- B2020口頭0702
- 質問
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解決
以下の論文を探しているが、論文名や正確な雑誌名などが分からない。探し方を教えてほしい。あわせて、この論文を複写したい。可能であれば、来館せずに複写物を受け取りたい。
著者名:Tanaka K. et al.
雑誌名:Rapid Commun. Mass Spectrom
巻号:2(8)
ページ(発行年):pp.151-153(1988)
- 回答
-
論文名が分からない場合は、正確な雑誌名(完全誌名)から検索し、巻号やページで論文名を特定することになります。正確な雑誌名を特定する方法の例として、インターネット情報1を紹介します。
インターネットの最終アクセス日は2020年6月11日です。
インターネット情報1
CiNii Books( https://ci.nii.ac.jp/books/ )
CiNii Booksでは略誌名(正確な雑誌名を省略して書いたもの)から完全誌名を特定するなど、正確な雑誌名を確認できる場合があります。
検索画面で「雑誌」を選択し、タイトルに「Rapid Commun. Mass Spectrom」と入力し検索すると、「Rapid communications in mass spectrometry : RCM」がヒットします。詳細表示画面の書誌事項に「タイトル別名 Rapid commun. mass spectrom」という記載があるため、この二つが同一の雑誌であることが分かります。
正確な雑誌名を特定できたら、国立国会図書館オンライン( https://ndlonline.ndl.go.jp/ )で所蔵を確認します。詳細検索で「雑誌」を選択し、タイトルに「Rapid communications in mass spectrometry」と入力し検索すると、冊子体の資料1と電子ジャーナル1がヒットします。【 】内は当館の請求記号です。
資料1
RCM : Rapid Communications in MASS Spectrometry【Z54-G722】
書誌詳細画面( https://id.ndl.go.jp/bib/000000148706 )で「所蔵情報」を確認すると、2(8)は欠号となっています。
電子ジャーナル1
雑誌名:Rapid Communications in Mass Spectrometry
収録データベース:Wiley Online Library (Backfile Complete)
検索結果で雲マークが付いているのがオンライン資料です。書誌詳細画面( https://id.ndl.go.jp/ejournal/954925574961 )にある「一次資料へのリンク」をクリックすると、国立国会図書館Database Linkerに遷移します。ご照会の雑誌の発行年が1988年のため、利用可能期間が1987年から1995年までである「Wiley Online Library Backfile Complete」の方 に、「2巻、8号」と入力し「GO」をクリックします。うまく遷移しない場合は巻号を入力せずに「GO」をクリックし、遷移後のページで巻号を選択してください。
該当する巻号のページで書誌事項1が分かります。また、国立国会図書館の館内ではご照会の論文の全文をPDFで閲覧できます。
書誌事項1
論文名:Protein and polymer analyses up to m/z 100 000 by laser ionization time‐of‐flight mass spectrometry
著者名:Koichi Tanaka, Hiroaki Waki, Yutaka Ido, Satoshi Akita, Yoshikazu Yoshida, Tamio Yoshida, T. Matsuo
雑誌名:Rapid Communications in MASS Spectrometry
巻号:Volume 2, Issue 8
ページ(発行年月):pp.151-153(August 1988)
国立国会図書館(NDL)の登録利用者は、来館せずに複写を申し込み、郵送または宅配で複写物を受け取ることができます(遠隔複写サービス)。
なお、複写できる資料は、国立国会図書館の所蔵資料および、契約により館内で利用できる電子ジャーナルに限られます。
遠隔複写の対象となる電子ジャーナルは、国立国会図書館オンライン「電子情報(電子ジャーナルなど)」( https://ndlonline.ndl.go.jp/#!/database )のページに列挙されているデータベースのうち、「遠隔複写:可」と表示されているものに収録されている電子ジャーナルです。
詳しくは下記案内をご覧ください。
国立国会図書館の遠隔複写サービス( https://www.ndl.go.jp/jp/copy/remote/index.html )
ご照会の論文が収録されている電子ジャーナル1は、現在のところ遠隔複写が可能です。
遠隔複写サービスのお申込みは、国立国会図書館オンライン( https://ndlonline.ndl.go.jp/ )の画面から行うことができます。書誌詳細画面で資料を選択し、複写箇所を入力した上で、申込カート画面から申込み手続きを行う流れとなります。
詳しくは下記案内をご覧ください。
国立国会図書館オンラインのヘルプ>6A. 申込方法(個人)>4 遠隔複写( https://ndlonline.ndl.go.jp/static/ja/help-6a/index.html?lang=ja#menu6a-4 )
正確な雑誌名の調べ方については、国立国会図書館提供調べ方ページ「リサーチ・ナビ」内に、パスファインダー「引用文献の調べ方」を掲載していますので、ご覧ください。
・引用文献の調べ方( https://rnavi.ndl.go.jp/stm/post-6.php )
また、国立国会図書館刊行の「NDL書誌情報ニュースレター」では、「国立国会図書館で利用できる電子ブック・電子ジャーナルの検索方法および遠隔複写サービスの申込み方法」( https://www.ndl.go.jp/jp/data/bib_newsletter/2018_4/article_03.html )を紹介していますので、あわせてご覧ください。
なお、電子ジャーナルの利用可否は契約状況により異なりますので、最新の状況は国立国会図書館オンラインでご確認ください。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
- キーワード
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- 完全誌名
- 略誌名
- 引用文献
- CiNii Books
- 遠隔複写
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 科学技術
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000284396