レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020年05月07日
- 登録日時
- 2020/05/07 10:27
- 更新日時
- 2020/11/25 18:28
- 管理番号
- 蒲郡-2020-05072-A
- 質問
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解決
蒲郡が舞台となった小説。三島由紀夫の書いたもの。
- 回答
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「宴のあと」
昭和35年発表。
第9章「いはゆる『新生活』」
主人公たちが新婚旅行で弁天島(正しくは竹島)の八百富神社と蒲郡ホテルを訪れる。
1961(昭36)年3月15日、モデルとされた有田八郎(元外務大臣・東京都知事候補)からプライバシーを侵すものであるとして三島と新潮社が訴えられ、長期の裁判沙汰となり、「プライバシー」と「表現の自由」の問題が日本で初めて法廷で争われた。
1964年(昭39)年9月28日に東京地方裁判所で判決が出て、三島側は80万円の損害賠償の支払いを命じられた(ただし謝罪広告の必要はなし)。三島側は10月に控訴するが、この翌年の1965(昭40)年3月4日に有田が死去したため、1966(昭41)年11月28日、有田の遺族と三島・新潮社との間に和解が成立して、無事に無修正で出版できることになった。
- 回答プロセス
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1.パスファインダー「蒲郡ホテル歴史・文学作品」より抜粋
- 事前調査事項
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郷土資料担当者作成パスファインダーあり。
- NDC
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- 小説.物語 (913 10版)
- 日本文学 (910 10版)
- 参考資料
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編集: 佐伯彰一 [等] , 三島, 由紀夫, 1925-1970 , 佐伯, 彰一, 1922-2016. 三島由紀夫全集 13 (小説 13). 新潮社, 1973.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001256583-00 - 宴のあと . 三島由紀夫 著, 新潮社, 1960
- ウィキペディア「宴のあと」https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%B4%E3%81%AE%E3%81%82%E3%81%A8(2020.11.25確認)
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編集: 佐伯彰一 [等] , 三島, 由紀夫, 1925-1970 , 佐伯, 彰一, 1922-2016. 三島由紀夫全集 13 (小説 13). 新潮社, 1973.
- キーワード
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- 小説
- 蒲郡
- 蒲郡ホテル
- 竹島
- 八百富神社
- 三島由紀夫
- プライバシー裁判
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介 事実調査 書誌的事項調査 所蔵調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 図書館
- 登録番号
- 1000281888