レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019年11月08日
- 登録日時
- 2019/11/08 18:10
- 更新日時
- 2021/03/04 11:40
- 管理番号
- 2393
- 質問
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解決
ゲゲゲの鬼太郎で西洋の妖精と闘う話が載っている本はありますか。
- 回答
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・『水木しげる漫画大全集 036 ゲゲゲの鬼太郎 8』(水木しげる/著 講談社 2015年)
「鬼太郎の世界お化け旅行」に水精が出てくる話があります。
- 回答プロセス
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当館では『水木しげる漫画大全集』を所蔵している。
水木しげる氏の全時代の漫画作品を完全網羅した全集であり、図書館システムで巻のタイトルを確認したところ、「ゲゲゲの鬼太郎」のシリーズが18巻分ある。
図書館システムの内容細目を参考に18巻分内容を確認。
『水木しげる漫画大全集 036 ゲゲゲの鬼太郎 8』の「鬼太郎の世界お化け旅行」にp33「水精(ヴォジャノイ)」が出てくる話を確認。
話中に以下の説明あり。
「ソ連の妖怪じゃ」「水の精といわれ水を自由にあやつる」
他にもこの巻には、魔女やドラキュラ、狼男、蝋人形妖怪カリーカなど西洋の妖怪が登場する。
利用者に確認したところ、一度読んで確認してみるとのこと。
後日『水木しげる漫画大全集』の総索引が発行され、所蔵資料となったため内容を確認。
『水木しげる漫画大全集 000』(水木しげる/著 講談社 2019年)
漫画総索引で「妖精」で探すと『水木しげる漫画大全集 60』に「妖精」と「妖精をたずねて」という話があることがわかる。
『水木しげる漫画大全集 060』を確認すると、鬼太郎のシリーズではなく、西洋の妖精ではなく、闘う話でもない。
また、同巻p212~213に、「おばけ大集合 妖精(世界編)」があり、西洋の妖精が紹介されている。
「メルヒ・ディック」、「タムレイン」、「レーシー」、「ヘッドレイ・コウ」、「ギリー・ドゥ」、「シルキー」の絵と説明が掲載。
物語はない。
総索引で上記の妖精の名前で検索するが妖精の名前が含まれるタイトルはなかった。
なお、他の巻にも、妖精や西洋の妖怪が登場している話が以下のとおりある、闘う話でなかったり、西洋の妖精ではなかったりと、質問者の問いに厳密に合うものはなかった。
●『水木しげる漫画大全集 029 ゲゲゲの鬼太郎 1』
「妖怪大戦争」に西洋の妖怪の大将バックベアードが出てくる。
●『水木しげる漫画大全集 032 ゲゲゲの鬼太郎 4』
「げた合戦」に妖精の花子が出てくる。西洋の妖精であるという記述はなく、闘う話でもない。
「妖怪ラリー」にアメリカのベアード、イギリスの狼男、ドイツのフランケン、フランスの魔女、ソ連のグレムリンが登場。
●『水木しげる漫画大全集 034 ゲゲゲの鬼太郎 6』
「ようかいだいせんそうのまき」で外国の妖怪の島に行き、魔女、狼男、フランケン、ドラキュラが登場。
「西ようようかいのまき」で魔女や外国のようかいが登場。
●『水木しげる漫画大全集 045 ゲゲゲの鬼太郎 17』
「げた合戦」に妖精のミチルが出てくる。西洋の妖精であるという記述はなく、闘う話でもない。
- 事前調査事項
- NDC
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- 漫画.挿絵.児童画 (726)
- 参考資料
- キーワード
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- ゲゲゲの鬼太郎
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000264912