レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019/8/6
- 登録日時
- 2019/10/06 15:31
- 更新日時
- 2020/03/26 09:53
- 管理番号
- 相-190011
- 質問
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解決
1999年7月31日発行の本に、岐阜県神岡町茂住の大津山集落の鉱山鉄道の「年に一度夏に開かれる抗内見学イベントの際にはこの坑口からトロツコで入坑することになる」という記述があるのですが「イベント」とはどのようなものでしようか。
- 回答
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次の文献、情報を紹介しました。
・『岐阜県地理地名事典』岐阜地理学会、岐阜県高等学校地理教育研究会編著 地人書房 1978
p.107「神岡鉱山」の項に「吉城郡神岡町にある」「採鉱場は栃洞坑・茂住坑の二坑が中心である」とあるため、「神岡鉱山」のイベントについて回答しました。
・『全国鉄道事情大研究 名古屋北部・岐阜篇2』川島令三著 草思社 1998
p.216~230に「神岡鉄道」の項があり、p.219~220に「茂住駅の対岸に精錬工場などがあり、ここの上平坑口から現在、諸施設として使われているトンネルまで鉱山鉄道が走っている。毎年夏季の7月20日前後の三日間にスーパーカミオカンデや鉱山施設をGEO-SPASE ADVENTURE’略称GSAと称して、1日1000人、三日間で3000人だけ構内見学ができるようにしている。」「GSAを公開するときは上平坑口から3キロ、所要時間10分の鉱山鉄道に乗ってカミオカンデをはじめトンネル内のイベント施設の見学ができる。」との記述があります。
・『神岡町史 通史編Ⅱ』飛騨市教育委員会編 飛騨市教育委員会 2008
「第二章 産業・経済」の「第六節 観光開発」に「GSA」の項があり、p.194に「平成六年(一九九四)年七月二三・二四日に第一回「ジオ・スペース・アドベンチャー(GSA)」」が行われたことや「入場者は、神岡鉱業所茂住坑口から真っ暗な坑道の中をトロッコに揺られること一二分。」という記述があります。また『神岡町史 写真編』飛騨市教育委員会編 飛騨市教育委員会 2010<215.3/130/5>(22499933)のp.173には「9.GSA ジオ・スペース・アドベンチャー」があり、平成6年のトロッコに乗り込む様子の写真が掲載されています。
また、「ヨミダス歴史館」で「ジオ・スペース・アドベンチャー」をキーワードに検索をしたところ、7件の記事がヒットしました。2003年5月13日の中部朝刊「ノーベル賞に触れる探検 神岡でイベント、参加者募集=岐阜」の記事に「ジオ・スペース・アドベンチャー(GSA)2003」について「七月十九―二十一に開催される」「坑道内のトロッコにも試乗できる」等の記述があります。
「GEO SPACE ADVENTURE 2019」について、詳細は下記ホームページをご確認ください。こちらのツアー行程ではシャトルバスにて「跡津坑口」まで移動し、「坑内バス」に乗り換えると記載されており、移動方法および坑口が変わっているようです。
(https://gsa-hida.jp/)
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 原子物理学 (429)
- 参考資料
- キーワード
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- カミオカンデ
- 鉱山
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000262385