レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20171020
- 登録日時
- 2019/05/04 00:30
- 更新日時
- 2020/08/10 09:16
- 管理番号
- 0400001860
- 質問
-
解決
「明治時代の水の飲み方」について分かる資料はあるか。新潟市所蔵の資料でよい。味付けや煮沸などの処理をしていたのかどうか。また,それは地域ごとに違いがあったのか。
- 回答
-
(1)図書
①『新潟市水道八十年史』(新潟市水道局 1990)
p15 新潟町の住民は一部を除き信濃川の水を飲用していた。良い水の出る井戸を持っている家もあった。
p17 「新潟町の住民は専門業者が汲み上げた信濃川の水を買って飲用・炊事などに使っている」との事だが,県は明治10(1877)年,水売り船へ「濾水機器」の取り付けを規定し,飲料水の規制,取締りにのりだした。
p21 明治6(1873)年22名いた新潟での水売業は,信濃川の中央から川水を汲み上げ売っていた。
p22 水売りをしていた老人からの聞き書き
※ミョウバンなどで沈殿させたり海綿や炭で濾過したりした水を飲用としていた。
家庭で煮沸などをしていたかの記述はない。
上野や日本橋では砂糖水に白玉をいれて清涼飲料水として売られていた。
新潟市での清涼飲料水については触れられていない。
②『水を語る 新潟市水道100年史』(新潟市水道局 2011)
p 6 第1節 近代水道ができる前
p 7 濾過船之図,販水船之図
<参考1>『トコトンやさしい水道の本』(日刊工業新聞 2011)
p16 東京水道のはじまり(玉川上水や日本初の近代水道について記述あり。)
(2)インターネット情報
①東京水道歴史館ホームページ 東京水道の歴史 4 文明開化と江戸上水
http://www.suidorekishi.jp/images/about/s_history/s_history_4.pdf
②全国清涼飲料連合会ホームページ
清涼飲料水の歴史 http://j-sda.or.jp/drinkhistory/img/nenpyou.pdf
(インターネット情報は2018年11月13日確認)
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 衛生工学.都市工学 (518 9版)
- 参考資料
-
- 新潟市水道八十年史
- 水を語る
- トコトンやさしい水道の本 , ISBN 978-4-526-06780-8
- キーワード
-
- 水道
- 歴史
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 一般利用者
- 登録番号
- 1000255605