レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017/08/30
- 登録日時
- 2017/12/10 00:30
- 更新日時
- 2017/12/10 12:28
- 管理番号
- 千県中参考-2017-17
- 質問
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解決
建築士の登録者数の推移を知りたい。
- 回答
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次の資料に、平成15年度末現在から平成20年度末現在までの登録者数が一級建築士、二級建築士、木造建築士の別に載っています。千葉県立中央図書館では、一部欠号の年版がありますが、1978年刊から平成22年版まで『建設統計要覧』を所蔵しており、概ねどの年版でも直近6年分を収録しているようです。資料の出所は、国土交通省住宅局建築指導課となっています。
【資料1】『建設統計要覧 平成22年版』(国土交通省総合政策局情報安全・調査課建設統計室監修 建設物価調査会 2010)
p. 276「建築士登録者数」
平成21年度末以降は、建築士の種類によって調べ方が異なります。
一級建築士の登録者数については次のウェブサイトで閲覧可能です。平成21年度以降は上半期・下半期別の、平成20年度から平成27年度上半期までは都道府県別の情報です。
【資料2】「一級建築士登録状況」(日本建築士会連合会)
(http://www.kenchikushikai.or.jp/touroku/meibo/tourokusu.html)
二級建築士・木造建築士の登録者数については、全国規模で集計された情報は見つかりませんでした。都道府県によっては県内の登録者数を公表している場合もあるようです。例えば、千葉県では次のようなかたちで公表しています。
【資料3】「建築指導事務の概要」(千葉県県土整備部都市整備局建築指導課)
「第2章 第5節 1(2)二級建築士免許及び木造建築士免許の登録状況」(毎年度末現在)
(http://www.pref.chiba.lg.jp/kenchiku/jimugaiyou.html)
平成24年度以降のバックナンバーを閲覧可能です。
(http://www.pref.chiba.lg.jp/kenchiku/jimugaiyou-kakobun.html)
また、千葉県立中央図書館では、一部欠号がありますが、平成7年8月刊以降の『建築指導事務の概要』の冊子を所蔵しています。
【資料4】『建築指導事務の概要』(千葉県県土整備部建築指導課)(請求記号C5209/Ke41/1)
試しに『建築指導事務の概要 平成22年度』(p. 32)「二級建築士免許及び木造建築士免許の登録状況」を見ると、平成22年3月31日現在の登録者数が載っています。
(インターネット最終アクセス:2017年9月30日)
- 回答プロセス
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国立国会図書館「リサーチ・ナビ」で「建築士」と検索して以下の資料に当たりました。
『都市居住の未来 データで読みとく』(都市住宅学会編 学芸出版社 2005)
p. 115「建築士」
1981~2003年の建築士登録者数の推移がグラフで載っています。傾向はわかりますが、各年の詳細な数値は読み取れません。資料は日本住宅協会「住宅・建築ハンドブック2004」より作成となっています。
「建築士登録者数」というキーワードを得て、「リサーチ・ナビ」で再検索、【資料1】が見つかりました。
続いて、平成21年度以降の情報が載っている資料を探しました。
国立国会図書館蔵書検索システム(NDL-OPAC)で『建設統計要覧』と検索すると、所蔵情報は「平成22年版」までで、刊行状態には「刊行終了」と表示されています。
千葉県立図書館OPAC(蔵書検索システム)で件名「建設業 統計」と検索したり、千葉県立中央図書館でNDC 510(建設・土木工学)付近の書架を確認したりしましたが、目的の情報は得られませんでした。
『建設業ハンドブック 2016』(日本建設業連合会 2016)
『建設総合統計年度報 平成22年度』(経済調査会経済調査研究所 2011)
検索エンジンで「建築士」「登録者数」「国土交通省住宅局建築指導課」等のキーワードで検索して、個人のブログを参照しました。
「一級建築士事務所と二級建築士事務所の数:弁護士田中智之ブログ」
(http://tomo-law.blog.so-net.ne.jp/2014-09-07-4)
次のような図表がリンク付きで紹介されていました。
「平成23年度上半期建築士・建築士事務所登録状況」(公益社団法人日本建築士会連合会)
(http://www.kenchikushikai.or.jp/data/shiryo/registration_H23d.pdf)
都道府県別に一級、二級、木造の各建築士の登録者数が載っています。資料提供は国土交通省住宅局建築指導課となっています。
そこで日本建築士会連合会のウェブサイトを確認したところ、【資料2】が見つかりました。
さらにウェブサイト内を探したところ、次のような記述を確認しました。
「各都道府県の指定状況:都道府県から指定を受けた建築士会(都道府県指定登録機関)」
(http://www.kenchikushikai.or.jp/touroku/faq/nimoku_shitei.html)
「これまで都道府県が行っていた二級・木造建築士の登録事務や建築士名簿の閲覧業務は、「新・建築士制度」により、都道府県の指定を受け、指定登録機関である都道府県建築士会が行っています。」
この情報を参考に、検索エンジンで「二級建築士」「登録状況」「土木部」「住宅課」「指導課」等のキーワードを組み合わせて検索したところ、県内の二級建築士・木造建築士の登録者数を公表している都道府県がありました。
「建築士・建築士事務所の登録状況について」(平成28年9月30日現在)(富山県土木部建築住宅課)
(http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1507/kj00000500.html)
「建築指導事務の概要 平成28年度」(千葉県県土整備部都市整備局建築指導課)
p. 33「二級建築士免許及び木造建築士免許の登録状況」(平成28年3月31日現在)
(https://www.pref.chiba.lg.jp/kenchiku/documents/h28syusei.pdf)
上の「建築指導事務の概要」のバックナンバーを探したところ、ウェブ版として【資料3】が、冊子として【資料4】が見つかりました。
なお、試しに千葉県建築士会のウェブサイト(http://chiba-kenchikushikai.com/)を確認しました。他の都道府県は不明ですが、少なくとも千葉県建築士会のウェブサイトには二級建築士・木造建築士の登録者数についての情報は見当たりませんでした。
- 事前調査事項
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『日本統計年鑑』『日本の統計』『日本国勢図会』には目的の情報が載っていませんでした。
- NDC
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- 建築学 (520 9版)
- 参考資料
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- 【資料1】『建設統計要覧 平成22年版』(国土交通省総合政策局情報安全・調査課建設統計室監修 建設物価調査会 2010)(0106195340)
- 【資料2】「一級建築士登録状況」(日本建築士会連合会)(http://www.kenchikushikai.or.jp/touroku/meibo/tourokusu.html)
- 【資料3】「建築指導事務の概要」(千葉県県土整備部都市整備局建築指導課)「第2章 第5節 1(2)二級建築士免許及び木造建築士免許の登録状況」(毎年度末現在)(http://www.pref.chiba.lg.jp/kenchiku/jimugaiyou.html)
- 【資料4】『建築指導事務の概要』(千葉県県土整備部建築指導課)(請求記号C5209/Ke41/1)
- キーワード
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- 建築士-統計(ケンチクシ-トウケイ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 図書館
- 登録番号
- 1000226151