レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2014年08月19日
- 登録日時
- 2016/12/22 19:13
- 更新日時
- 2020/11/04 13:08
- 管理番号
- 559
- 質問
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解決
直木賞を受賞した、トンネルに関係するタイトルの作品を教えてほしい。
受賞したのは2000年以降だったと思う。
- 回答
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「切羽へ」(井上荒野、新潮社)。第139回(平成20年上半期)直木賞受賞作。
「切羽」は本文で「トンネルを掘っていくいちばん先」という説明がある。
- 回答プロセス
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『最新文学賞事典』(日外アソシエーツ株式会社/編集、日外アソシエーツ)の各巻(1999-2003、2004-2008、2009-2013)より、直木三十五賞の受賞者と作品名を確認。作品の詳細までは掲載されていなかった。
↓
2000年以降の受賞作は40以上もあり、検索範囲が広すぎるため、タイトルから意味がすぐに連想できないものを絞り込む。→『最新文学賞事典 2004-2008』p.116の「切羽(きりは)へ」(井上荒野、新潮社、第139回[平成20年上半期]直木賞受賞)ではないかと推測。
↓
・「切羽へ」を図書館システムで検索。『切羽へ』(井上荒野/著、新潮社)の内容紹介を見る限りではトンネルに関係していない。
・現物を確認。p.195に「母は、切羽まで歩いていくとたい、と自慢したと」「切羽?」「トンネルを掘っていくいちばん先を、切羽と言うとよ」とあり、タイトルはここから付けられているようである。
・『世界大百科事典 7 改訂新版 キセーキン』(平凡社)で確認。p.515「切羽(きりは)」の項目に「古くから使われている鉱山用語の一つ。採掘作業の行われている場所を指す。岩石、鉱石の〈切り場〉からきているものと考えられる」とあった。
- 事前調査事項
- NDC
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- 小説.物語 (913 10版)
- 日本文学 (910 10版)
- 参考資料
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- 切羽へ
- 最新文学賞事典 2004-2008
- 世界大百科事典 7 改訂新版 キセーキン
- キーワード
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- 切羽へ
- 井上 荒野
- 直木三十五賞
- トンネル
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- うろ覚え・覚え違い
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000204463