レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013年08月09日
- 登録日時
- 2015/03/15 11:01
- 更新日時
- 2015/03/20 10:30
- 管理番号
- 千県中千葉-2015-2
- 質問
-
解決
「野田町信用組合」について調べている。創立時の事が知りたい。また、「有限責任野田町信用組合」と書いてあるものもあるが、どういう意味なのか。
- 回答
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野田町信用組合について次の資料に記載がありました。
【資料1】『野田町誌』p162には、「本町に於ける信用組合は大正六年中の創立にかかり第1回は仝七年一月十日に開かれたるものなれども早くも組合員の数百人を越え出資数も四百を越ゆるの盛況なり。」と記載され、「有限責任野田町信用組合定款」が掲載されています。
【資料2】『千葉県東葛飾郡誌』p895-899の「産業組合」の項に記載されている産業組合の一覧中に「野田町信用組合」があります。事務所の住所等記載されていますが、存立期間は20ケ年、設立許可年月日が「大正六年七月十六日」になっています。
また、「有限責任野田町信用組合」の表記については、次の資料を参考にしてください。
【資料3】『銚子信用金庫七十五年史』p66に「有限責任」についての説明が次の様に記載されています。「有限責任というのは、明治33年に産業組合法が制定されたときに定められた形態で、事業を営む際には無限責任、有限責任、保証責任という三つの責任形態から、いずれかを採用し、その責任名称を示さなければならないと義務づけられていた」と記載されています。
この「産業組合法」については、
【資料4】『産業組合法要義 増補3版』で確認しました。p109第二条に「産業組合の組織は無限責任、有限責任、保証責任の三種とす」とあり、第四条に「産業組合の名称中には其の組織及目的を示すべき文字を用うべし。」と記されています。
【資料4】は、国立国会図書館デジタルコレクションで読むことができます。
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/796253 (インターネット公開(保護期間満了))
(インターネットの最終アクセス:2015年1月5日)
- 回答プロセス
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『千葉銀行史』(千葉銀行(調査部)編 千葉銀行 1975) 記載なし。
- 事前調査事項
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なし
- NDC
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- 金融.銀行.信託 (338 9版)
- 参考資料
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- 【資料1】『野田町誌』(興風会図書館 興風会図書館 1957)(9200051478)
- 【資料2】『千葉県東葛飾郡誌』(千葉県東葛飾郡教育会 松戸町 1923)(9200044268)
- 【資料3】 『銚子信用金庫七十五年史』(銚子信用金庫 銚子信用金庫 1986)(9200312761)
- 【資料4】『産業組合法要義 増補3版』(平田東助 大日本産業組合中央会 1905)(9104607880)
- キーワード
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- 千葉県-野田市
- 信用組合
- 産業組合
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000169026