レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2014年10月13日
- 登録日時
- 2015/01/10 15:56
- 更新日時
- 2015/02/05 14:33
- 管理番号
- 岩手-211
- 質問
-
解決
江戸時代の武士の髪型について知りたい。
- 回答
-
『日本風俗史事典』の「髪型」の項には、次のような記述がある。
「近世になると、それまで一つの系統であった男性の髪形にも大きな変化が起こった。衣裳の簡略化と前代から始まった月代の一般化によって、冠・烏帽子の類の冠物を使用する風習がすたれるとともに、髻(もとどり)の種類も多くなった。―(略)―武士・町人の区別はもとより、職業によっても各人の髪形に変化がみられた。」
参考となる資料は下記の通り。
『日本風俗史事典』
⇒p123~125「髪型」
⇒p733~735「髪型図」近世前期~近世後期
『日本の髪形と髪飾りの歴史』
⇒p78~86「桃山・江戸の男髷」
『大江戸復元図鑑〈武士編〉』
⇒p52~53「武士の髪型」
月代を剃ることが一般化したのは江戸時代からで、武士も庶民も月代を剃った。武士と庶民とでは剃り方と髷などの結髪の形が違っていて、一目見ると区別がついた― と記されている。
『江戸結髪史』
⇒p349~386「第6章 江戸時代の男髷」
『黒髪の文化史』
⇒p74~80江戸時代前期 男子の髪形
⇒p107~110江戸時代中期 男子の髪形
⇒p137~144江戸時代後期 男子の髪形
『日本結髪全史』
『日本の髪型』
- 回答プロセス
-
・「髪形」「風俗」「江戸時代」をキーワードに、蔵書検索。
・「風俗」380~をブラウジング。
・レファレンス協同データベース(D120219142510)「早見俊『双子同心捕物競い』講談社,2011.という時代小説の主人公(同心を勤める武士)の髪形が・・・」を参照。
- 事前調査事項
- NDC
-
- 風俗習慣.民俗学.民族学 (380 9版)
- 参考資料
-
- 『日本風俗史事典』日本風俗史学会∥編 弘文堂∥出版 1980年 (http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I000102233-00)
- 『日本の髪形と髪飾りの歴史』橋本 澄子∥著 源流社∥出版 2001年 , ISBN 4773998024 (http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002702416-00)
- 『大江戸復元図鑑 武士編』笹間 良彦∥著画 遊子館∥出版 2004年 , ISBN 4946525564 (http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000007365359-00)
- 『江戸結髪史』金沢 康隆∥著 青蛙房∥出版 1968年 (http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001015702-00)
- 『黒髪の文化史』大原 梨恵子∥著 築地書館∥出版 1988年 , ISBN 4806756555 (http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001952971-00)
- 『日本結髪全史』江馬 務∥著 創元社∥出版 1953年 (http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000000903443-00)
- 『日本の髪型』浜時次郎∥編 女性モ-ド社∥出版 1965年 (http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001069950-00)
- キーワード
-
- 髪型(髪形)
- 風俗
- 江戸時代
- 武士
- 結髪
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000165894