レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2014年09月28日
- 登録日時
- 2014/11/23 12:56
- 更新日時
- 2019/11/27 12:02
- 管理番号
- 京資-297
- 質問
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解決
鴨川は加茂川や賀茂川とも書くが、使い分けに意味はあるのか知りたい。
- 回答
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鴨川は、『京都大事典』のp200や『京都の橋・河川・水路;1』のp152~167によると、京都市北区雲ヶ畑を水源とし、上京区の出町柳付近で北東から流れてくる高野川と合流した後、南方に進路を変えて伏見区下鳥羽で桂川に合流する。賀茂川、加茂川とも呼ばれ、現在は高野川との合流点までを賀茂川、以南を鴨川と記すのが通例とされる。また、河川法上は両者とも鴨川と総称する。
また、『京の鴨川と橋』のp5によると、古代は主に賀茂川と鴨川(河)が用いられ、特に厳密な使い分けはなかったこと、公文書では主に鴨川(河)の表記が用いられるようになったことが記載されている。なお、古くは加茂川、賀毛川、可茂川、鴨川、鴨河とも表記されていた。
- 回答プロセス
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1.『京都大事典』で「鴨川」を調べた。
2.『京都の橋・河川・水路』で「鴨川」「賀茂川」を調べたところ、『京都大事典』と同内容のことが記載されていた。
3.京都の河川に関する資料(K/517)を調べたところ、『京の鴨川と橋』のp5に鴨川の名称の使い分けについて記載されていた。
- 事前調査事項
- NDC
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- 河海工学.河川工学 (517 9版)
- 参考資料
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- 『京都大事典』 佐和隆研[ほか]編集 淡交社 1984年 当館請求記号K0/291.62/Ky6
- 『京都の橋・河川・水路;1』 京都市理財局財務部財産監理課[編]刊 2003年 当館請求記号MK1/517.09/Ky6
- 『京の鴨川と橋』 門脇禎二・朝尾直弘共編 思文閣出版 2001年 当館請求記号K1.7/515.02/Ka14
- キーワード
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- 鴨川
- 賀茂川
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000163350