レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013/06/10
- 登録日時
- 2014/07/17 00:30
- 更新日時
- 2014/07/17 00:30
- 管理番号
- C2014口頭0607
- 質問
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解決
木炭自動車は、いつごろから使われなくなったか。
- 回答
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以下の資料1~5に、木炭自動車が使われなくなった時期に関する記述があります。
【】内は当館請求記号です。
1 「代燃自動車半数ガソリンに」(『読売新聞』1951年5月30日(夕刊)2面)(ヨミダス歴史館 読売新聞記事データベース(当館契約データベース)で検索しました。)
*「廿六年度中に全国の代燃自動車八万九千台のうち半数をガソリン車に転換することになった。」との記述があります。
2 「六月に五千台切替え 代燃車をガソリンに」(『朝日新聞』1951年5月31日2面)(聞蔵Ⅱビジュアル 朝日新聞記事データベース(当館契約データベース)で検索しました。)
*「現在全国で約四十万台の自動車のうち、代燃車が八万九千台もあり、(中略)代燃車総数の半分、約四万四千台を今年度中にガソリン車に切替える計画をたて、(以下略)」との記述があります。
3 中村幸男『代燃苦難時代の素描』自動車工業新聞社, 1981.7,【NC23-291】
*p.105.に、「一九五一(昭和二六)年頃から石油が出回ると、次第に姿を消して、一九五二(昭和二七)年はじめには、ほとんど代燃車は全廃されることになった。」との記述があります。
4 小野盛次他「代燃車の一掃もう一息(座談会)」(『林総協月報』1(8),1951.12, pp.19-23.【Z18-187】)
*p.19に、「政府は二十六年度の代燃転換計画を四万四千台ときめ、(中略)十月末までに、四万四千台を上まわること七百六十九台が五回にわたって転換されたわけです。(中略)二十六年度内に代燃車を日本から一掃したいと願っておるわけです、(以下略)」(小野盛次日本トラック協会常任理事の発言)との記述があります。
*p.21に、「本年度にまず四万四千台をやろうとしましたが、(中略)あと半年くらいの間に残り二万台ほども転換できればいいと思うのです、(以下略)」(築山閏二運輸省整備部機材課長の発言)との記述があります。
5 白井昭「木炭自動車とその遺物」(『産業考古学』96, 2000.6, pp.2-6.【Z14-1074】)
*p.2に、「1938(昭和13)年から1951(昭和26)年まで、日本国内の自動車や鉄道の気動車は、(略)多くが木炭ガスなどガソリン以外の代用の燃料により運転された。(中略)1951年のガソリン自由化とともにたちまち消滅し、(以下略)」との記述があります。
データベースの最終アクセス日は2013年12月3日です。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 陸運.道路運輸 (685 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 木炭自動車 木炭車 代燃自動車 代燃車 代用燃料
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000156282