レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013/04/16
- 登録日時
- 2013/12/28 00:30
- 更新日時
- 2013/12/28 00:30
- 管理番号
- 横浜市中央2299
- 質問
-
解決
横浜市南区で3個と西区1個でマラソンコースの距離を示すと思われる
「標石」を見つけた。いつ、誰が設置したものか、マラソン大会などがあったのか。
石の設置の経緯や来歴を知りたい。
ネットで検索すると「謎のマラソン石」という個人サイトの記事がありました。
http://minmin-mint.cocolog-nifty.com/blog/2010/06/post-055c.html
- 回答
-
1 「横浜市民健脚大会」昭和33年
三ツ沢陸上競技場を出発・決勝点とする、
公認マラソンコース(全長42,195m)に
関係するものではないかと考えられます。
『1st YOKOHAMA MARATHON(報告書)』
横浜マラソン大会実行委員会事務局 1982
p.35に三ツ沢陸上競技場を出発・決勝点とする、
公認マラソンコース(全長42,195m)のルートマップが出ています
このルートマップによると、コースルートは、
三ツ沢陸上競技場→浅間下→興福寺→浜松町→初音町→前里四→井土ヶ谷
→通町一→公田町→長者ヶ久保が折返点(21,097.5m)となっています。
標石の前里町=6粁、井土ヶ谷=35粁、浅間町=40粁(質問文中の
「謎のマラソン石」という個人サイト記事等を参考にしました。)と
ほぼ一致すると思われます。
ただし、標石がこのコースのものだとする資料は見つかりませんでした。
2 参考
同時期に開催されたマラソン、駅伝大会でこのコースが
使われた記録は見つかりませんでした。
(1) 横浜マラソンコース新設記念“短縮20kmマラソン大会”
開催日:昭和30年10月2日(日)
コース:三ツ沢競技場→行政道路→西神奈川三丁目→
子安大口通商店街入口→鶴見メガネ橋→
下末吉花菱理容店前折返しとなっています。
(2)横浜市民健脚大会の駅伝の部
開催日:昭和35年1月29日
コース:三ツ沢~富岡トンネル折返し42.195km
神奈川新聞で詳細を確認したところ、
三ツ沢競技場→県立武道館→間門小入口→浜小学校前→
富岡トンネル折り返し点となっているので、標石のあるコースではないようです。
(3)昭和30年の国体ではマラソン競技は行われていません。
標石設置の経緯や来歴が出ている資料も見つかりませんでした。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 陸上競技 (782 8版)
- 関東地方 (213 8版)
- 日本 (291 8版)
- 参考資料
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- 『横浜スポーツ百年の歩み』 横浜市体育史企画刊行委員会,横浜市体育史編集会議企画/編 横浜市教育委員会事務局体育課 1989
- 『横浜市陸上競技協会50周年誌 あゆみ』 横浜市陸上競技協会/[編] 横浜市陸上競技協会 2006
- 『50年のあゆみ』 神奈川陸上競技協会創立50周年記念誌編集委員会/編 神奈川陸上競技協会事務所 1987
- キーワード
-
- ロードレース
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000142719