レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013年09月14日
- 登録日時
- 2013/09/20 10:36
- 更新日時
- 2013/09/20 10:36
- 管理番号
- 牛久-1054
- 質問
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解決
安土桃山時代に、織田信長の前でキリスト教の宣教師と仏教の僧侶が言い合いをした、という記録が載っている本はないか。
7~8年前に当館の新刊の棚で見た記憶がある。題名や本の装丁は覚えていない。
- 回答
-
当時見たものと同一の資料ではないと思われるが、以下の資料に記述あり。
『日本史4 キリシタン伝来のころ』(ルイス・フロイス/中央公論社/1978)の
p204に「第87章 ぱあでれが信長およびその廷内諸侯の前で日乗上人と称する僧侶を相手に行った討論について」という
記述があった。
- 回答プロセス
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①自館検索システム(OPAC)で「安土桃山時代 キリスト教」をキーワード検索。
→それらしい資料はなし。
②自館検索システム(OPAC)でキーワードを「安土桃山時代 宗教」に変更して、再検索。
→『宗教で読む戦国時代』(神田千里/講談社/2010)がヒット。
中を確認するが、質問のような記述はなし。
③日本史関係の棚(NDC:210~)をブラウジング。
→それらしい資料はなし。
④Googleで「宣教師 僧侶 織田信長 言い合い」をキーワード検索。
→マイナビニュースのページがヒットし、“織田信長さんのなごむ話”として、
天台宗対キリスト教の宗教論争が織田信長の前で行われ、それをポルトガル人宣教師のルイス・フロイスが
書き残しているという記述があり。(URL:http://news.mynavi.jp/c_career/level1/yoko/2012/10/post_2399.html)
(最終確認日:2013年9月20日)
⑤再度、自館検索システム(OPAC)に戻り、「ルイス・フロイス」を著者名検索。
→『日本史』1巻~12巻(中央公論社)と『日本史』1巻~4巻(平凡社)がヒット。
『日本史』4巻(平凡社)の副題が「キリシタン伝来のころ」とあったので、中を確認。
p204に「第87章 ぱあでれが信長およびその廷内諸侯の前で日乗上人と称する僧侶を相手に行った討論について」という
記述があった。
質問者の言う資料より古い物であったが、そちらを提供してレファレンス終了。
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本史 (210 8版)
- 参考資料
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神田千里 著. 宗教で読む戦国時代. 講談社, 2010. (講談社選書メチエ ; 459)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000010702984-00 , ISBN 9784062584593
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神田千里 著. 宗教で読む戦国時代. 講談社, 2010. (講談社選書メチエ ; 459)
- キーワード
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- 安土桃山時代
- キリスト教
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 歴史
- 質問者区分
- 一般男性
- 登録番号
- 1000137382