レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013年09月07日
- 登録日時
- 2013/09/07 13:24
- 更新日時
- 2013/09/10 20:31
- 管理番号
- 新宿区立四谷図書館-001
- 質問
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解決
江戸から明治時代にかけての東京の人口について 書かれた資料はあるか。
- 回答
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下記の情報をご紹介。
図書
①『国史大辞典』7巻 吉川弘文館 1986年
江戸時代、享保11年以降6年に一度、弘化3年まで19回の全国人口調査の記録が伝えられており、そのうちの12回分は、国別人口がわかる、と記述あり。(別表「日本の人口推移」参考)
②『人口大事典』培風館 2002年
江戸初期~中期の国別人口の推計あり(P91~92)。江戸時代末期から明治期にかけての人口の推移グラフあり(P105)
③『明治大正国勢総覧』東洋経済新報社 1982年
明治期の東京の人口統計あり。ただし男女計の値。毎年ではなく明治13、明治21、明治36、明治41年のもの(P637)。また、東京のうち都市町村別に統計あり。ただし明治41年の東京市、八王子市、渋谷町、千駄ヶ谷町、千住町の六市分のみ(P642)
④『人口の経済学』春秋社 1977年
江戸末期から明治期(1865~1920年)の男女別5歳階級別推計あり(P176-177)。また本文に『日本の人口』(トイバー著 1958年)「古代社会から現代までの人口の推移を論じた大著」と紹介あり。(都立図書館閉架に所蔵あり)
⑤『歴史人口学で見た日本』文芸春秋 2001年
明治の人口について、「明治12年1月1日調べの『日本全国人口(戸口)表』が作成され、本格的に明治13年から調査が始まる」と記述あり。(明治14年1月1日~明治16年1月1日調査の『日本全国戸口表』(国立国会図書館書庫に所蔵あり)
また、明治19年には1月1日調査と12月31日調査の2冊の人口統計『日本全国民籍戸口表』が出ていると記述あり(1月1日調査分 国会図書館書庫にあり)
⑥『歴史人口学で読む江戸日本』吉川弘文館 2011年
①で紹介した江戸時代6年ごとに調査されたものには国別・男女別に統計あり、と記述あり。これをまとめた資料として『近世日本の人口構造』の紹介あり。(新宿歴史博物館閉架に所蔵あり)
論文
「江戸=東京の人口発展 明治維新の前と後」『上智経済論集』34(1・2) P48-69 1989-03
- 回答プロセス
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人口、日本史の一般書、参考図書コーナーをブラウジング。[リサーチナビ]で検索。
- 事前調査事項
- NDC
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- 人口.土地.資源 (334 9版)
- 参考資料
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国史大辞典編集委員会 編. 国史大辞典 第7巻 (しなーしん). 吉川弘文館, 1986.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001850736-00 , ISBN 4642005072 -
日本人口学会 編. 人口大事典. 培風館, 2002.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000003646325-00 , ISBN 4563051004 -
東洋経済新報社/編. 明治大正国勢総覧. 東洋経済新報社, 1982.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I000040053-00 , ISBN 4492030042 -
安川 正彬/著. 人口の経済学 改訂増補第3版. 春秋社, 1977. (現代社会科学叢書)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I042972269-00 -
速水融 著. 歴史人口学で見た日本. 文藝春秋, 2001. (文春新書)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000003034271-00 , ISBN 4166602004 -
鬼頭 宏. 江戸=東京の人口発展--明治維新の前と後. 1989-03. 上智経済論集 34(1・2) p. p48~69
http://iss.ndl.go.jp/books/R000000004-I2945533-00
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国史大辞典編集委員会 編. 国史大辞典 第7巻 (しなーしん). 吉川弘文館, 1986.
- キーワード
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- 人口
- 東京
- 江戸時代
- 明治時代
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介 所蔵機関調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000136840