レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013年2月9日
- 登録日時
- 2013/03/13 12:10
- 更新日時
- 2013/06/08 16:07
- 管理番号
- 中央-1-00488
- 質問
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解決
吉田松陰『留魂録』で総ルビのものはないか。
- 回答
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総ルビのものは発見できず。
『吉田松陰全集』 第7巻 岩波書店 収録のものが参考になるかもしれない。
- 回答プロセス
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さいたま市図書館で所蔵していた以下の資料を確認するが総ルビのものは見つからず。
・『日本の名著 31 吉田松陰』 吉田 松陰/[著] 中央公論社 1977
・『吉田松陰全集 第6巻』 [吉田 松陰/著] 大和書房 1973
・『吉田松陰留魂録』 吉田 松陰/著 徳間書店 1990
・『吉田松陰留魂録 (講談社学術文庫)』 吉田 松陰/[著] 講談社 2002
・『留魂録 新訳』 松浦 光修/[著]編訳 PHP研究所 2011
『吉田松陰留魂録 (講談社学術文庫)』の例言(凡例)によると、「底本には、岩波書店刊『吉田松陰全集』第七巻所収の『留魂録』(玖村敏雄・西川平吉校訂)を使用した。現在、松陰神社に所蔵されている原本は片仮名まじりの和漢混淆文であり、句読点は付されていない。これを読みやすくするため底本では片仮名表記を平仮名にあらため濁点をつけ、句読点をほどこし、漢字には適宜ルビをふっている。また送り仮名をふやし、漢文・漢詩は原文に返り点などをつける場合と、和文に読み下したものの二通りがある。」とある。
(この例言はAmazonの「なか見!検索」で確認)
→総ルビではないが参考にはなると考えられる。
『吉田松陰全集』第7巻 岩波書店 は、さいたま市図書館では所蔵が無いが、埼玉県立浦和図書館に1935年刊のもの(禁帯出)が、県立熊谷図書館に1939年刊のものがある。ただし、県立図書館の書誌データでは上記の校訂者名は確認できず。現物を見ていないため、実際にルビがついているかなどは未確認。
〔追記(2013/6/8)〕 近畿大学中央図書館よりコメントをいただき、下記のサイトで総ルビつきの『留魂録』が公開されていることがわかった。
『勤王志士遺文集 第1』 大日本文庫刊行会 1940 p335~344 留魂録
国立国会図書館デジタル化資料
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1207439/187 (最終確認 2013/6/8)
近代デジタルライブラリー
http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1207439/187 (最終確認 2013/6/8)
また、『吉田松陰全集』第7巻 岩波書店 は、下記サイトで公開されているという情報もあわせて教えていただいた(こちらは総ルビではない)。
留魂録 国立国会図書館デジタル化資料
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1048669/163 (最終確認 2013/6/8)
留魂録 近代デジタルライブラリー
http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1048669/163 (最終確認 2013/6/8)
- 事前調査事項
- NDC
-
- 個人伝記 (289)
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000128814