レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012/09/30
- 登録日時
- 2012/03/03 02:03
- 更新日時
- 2013/03/11 00:30
- 管理番号
- 滋2011-1447
- 質問
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解決
石造道標「右やばせ道」の概要を知りたい。
- 回答
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この石造道標は草津市矢倉二丁目にあります。『滋賀県百科事典』によりますと、概要は「(前略)道標には「右やばせ道 是より廿五丁 大津へ船わたし」とふかくきざまれている。この地点から「矢橋の渡し」で著名な矢橋港へつうじる道をしめすものである。この渡しはほぼ対岸の大津(石場)のあいだ、50町をむすび、東海道の瀬田橋廻り(本道)よりも近道であり、そのうえ風光に富み旅人によく利用された。道標は1798年(寛政10)に矢橋浦船持たちの願書によって建立されたと思われるめずらしいものである。すなわち、かつての矢橋街道をしめす道標が低く旅人に見えにくく道にまようことが多いので道標を高くしたい。そうすれば矢橋への旅人もふえるという。これを見ても当時の道標のもつ機能性を表出させている。(中略)草津市指定文化財。(木村至宏)」とあります。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 陸運.道路運輸 (685 8版)
- 参考資料
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- 1 滋賀県百科事典 滋賀県百科事典刊行会∥編 大和書房 1984年 S-0300- 84 p.436-437
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2 近江文化財全集 上巻 近江史跡会∥編集 近江史跡会 1974年 SB-7000-1
- キーワード
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- 道標
- 草津市指定文化財
- 石造品
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000102811