レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 1999/11/02
- 登録日時
- 2011/02/23 02:04
- 更新日時
- 2019/10/02 16:50
- 管理番号
- 愛知県図-01696
- 質問
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解決
名古屋城外堀のヒメボタル観察スポットはどこか。
- 回答
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【資料1~5】によれば、名古屋城外堀の本町橋付近(名古屋市中区三の丸)で観察できる。
- 回答プロセス
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1 自館OPAC、書架等での検索
【資料1】には、ヒメボタルがよく見える場所として、名古屋城外堀の新御園橋から本町橋、大津橋の間が地図上に斜線で示されている。時期と時間帯は、「毎年だいたい5月中旬~6月上旬」「だいたい11:00頃から光り始め、真夜中1:00~2:00頃がピーク」との記載がある。(p19-20)
【資料2】には、名古屋市内でヒメボタルが観察できる場所のひとつとして、「中区三の丸:大津橋から本町橋付近の名古屋城外堀」と記載がある。出現時期は「5月中旬~下旬」、活動時間帯は「午後9時頃~午前3時頃」との記載がある。(p19-21)
【資料3】は、お堀のヒメボタルの発見者である名鉄職員による昭和50年から10年間の観察記録である。観察場所として、「ライオンパーク西端の駐車場(本町橋の南東付近)」「本町橋の上」との記載があり、地図でも示されている。乱舞時間は「午後11時より午前2時ごろまで」との記載があり、初発生時期は「ヒメボタルの発生記録」によると5月19日~25日である。(p70-71)
2 インターネットを検索
NDL雑誌記事索引、CiNiiで「ヒメボタル」を検索したが、名古屋城外堀のヒメボタルについての論文は見つからなかった。
Googleで「ヒメボタル 名古屋城」等を検索したところ、次の情報が見つかった。
【資料4】は、2009年から2013年の名古屋城外堀でのヒメボタルの観察結果をまとめた論文で、調査地点は「名古屋城外堀(新御園橋から本町橋間・本町橋から大津橋間)と護国神社敷地内」との記載がある。発光の初見日は各年5月8日~12日、最終日は6月13日~20日となっている。観察時期は「5月下旬から6月上旬に現地を訪れるのがもっともよい」との記載がある。また、発光数の情報発信として、「名古屋城外堀ヒメボタルを受け継ぐ者たち」のホームページアドレスが紹介されている。2019年8月現在、このホームページは移転しており、移転後のホームページが【資料5】である。
【資料5】には、ヒメボタル観察マップと観察記録などの掲載がある。マップ上のホタル生息地は【資料4】の調査地点と同じ。時期は「5月中旬から6月上旬」、時間は「夜11時頃から光りはじめます」と記載がある。
3 現地の確認
ヒメボタルの生息域を示す看板が本町橋、大津橋付近に数か所設置されており、観察できる場所として、本町橋、新御園橋、愛知県護国神社等が地図上で示されている。発生時期は5月中旬~6月上旬、時間帯は午後11時頃~午前3時頃との記載がある。
- 事前調査事項
- NDC
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- 昆虫類 (486)
- 参考資料
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- 【資料1】ひめぼたるに夢のせて 名古屋城外堀ヒメボタルを受け継ぐ者たち製作 名古屋城外堀ヒメボタルを受け継ぐ者たち、 2010.10 <当館資料コード:1110100882>
- 【資料2】なごやのほたる 名古屋市環境保全局編集 名古屋市、 1994.6 <当館資料コード:1106745100>
- 【資料3】名古屋城外堀 ヒメボタル 生息地保護10年の記録 竹内 重信著 有限会社エフエー出版、1985.6 <当館資料コード:1101532655>
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【資料4】名古屋城外堀に生息するヒメボタルLuciola parvulaの発光数の記録 安田和代ほか著 『なごやの生物多様性』 1巻p71-75 2014年
http://www.kankyo-net.city.nagoya.jp/biodiversity/material/Nagoya_biodiversity_1st-1_71-75.pdf(last access 2019/08/25) - 【資料5】名古屋城外堀の ヒメボタル https://sotobori.amebaownd.com/ (last access 2019/08/25)
- キーワード
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- ホタル
- ヒメボタル
- 名古屋城
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000079345