レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 登録日時
- 2009/09/25 16:46
- 更新日時
- 2016/09/09 13:01
- 管理番号
- 北九-2006-92
- 質問
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日本で最後の仇討ちをした人物は誰ですか?この事件をテーマにした小説はありますか?
- 回答
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臼井六郎という旧秋月藩士です。『明治・大正・昭和・平成事件・犯罪大事典』に記されています。
事件は明治13年(1880)年12月17日、現在の東京中野区で発生しました。11歳の時に父母を惨殺された臼井六郎は、父母の仇として東京上等裁判官判事補一瀬直久を東京・京橋の黒田長徳邸内で刺殺。臼井六郎はすぐに自首し、終身禁獄に処されました。仇討ちは、明治6(1873)年に出された禁止令により厳禁となりました。この事件は、禁止令の7年後に起きた、日本における最後の仇討ちとされています。
この事件をテーマにした小説は「最後の仇討」の題で吉村昭と檀一雄が書き、長谷川伸は「九州と東京の首」を書いています。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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『明治・大正・昭和・平成事件・犯罪大事典』 吉村昭著 新潮社 2001年<K936/ヨ>
『敵討』 吉村昭著 新潮社 2001年<K936/ヨ>(最後の仇討) -
「最後の仇討」 檀一雄著 同光社 1956年<F/ダ>(117~214頁)
『日本敵討ち異相』 長谷川伸著 中央公論社 1974年<F/ハ>(第13話九州と東京の首)
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『明治・大正・昭和・平成事件・犯罪大事典』 吉村昭著 新潮社 2001年<K936/ヨ>
- キーワード
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- 最後の仇討
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000058309