レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2008/08/19
- 登録日時
- 2009/01/23 02:11
- 更新日時
- 2009/01/27 13:17
- 管理番号
- 埼熊-2008-050
- 質問
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解決
『鉄剣の謎と古代日本』(新潮社)の中で辛亥銘鉄剣が出土したとき、被葬者の左に鉄剣、右に刀とあるが、鉄剣の作られた5世紀頃の刀と剣の違いは何か。
- 回答
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刀は片刃つくりが原則で両刃の剣(つるぎ)と区別。古代においては刀と剣とは特に区別がなかった。古墳時代前期以来共存していて、同じ埋葬施設に入れられることが多かったが、5世紀から6世紀の前半あたりで、出土品として剣は僅かになる。稲荷山古墳の鉄剣は、実用の武器としての役割を失ったころのもの。辛亥銘鉄剣は、実際は剣であるが、銘文には刀の文字がある。
- 回答プロセス
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『日本考古学用語辞典』『日本考古学事典』『最新日本考古学用語辞典』『鉄剣文字は語る』の記述を紹介する。
- 事前調査事項
- NDC
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- 歴史補助学 (202 9版)
- 参考資料
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- 『日本考古学用語辞典 改訂新版』(斎藤忠 学生社 2004)
- 『鉄剣文字は語る 115文字が明かす古代史の謎』(黛弘道 ごま書房 1979)
- キーワード
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- 鉄器-遺物
- 日本-歴史-古代
- 稲荷山古墳-行田市-埼玉県
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000051045