レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2008/06/12
- 登録日時
- 2008/06/13 02:10
- 更新日時
- 2009/02/15 11:24
- 管理番号
- 奈県図情-08-004
- 質問
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解決
奈良の茶粥に関する資料。東大寺の修二会でも茶粥が食されていると聞くが、
関係の資料があれば教えてほしい。
- 回答
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奈良の茶粥については『聞き書奈良の食事 』『奈良茶粥 』『郷土大和の味』などに掲載されている。東大寺修二会の茶粥については、『東大寺辞典』によると修二会で食される茶粥は「ゴボ」というようである。「お水取り参籠中に練行衆が上堂して内陣の行事を終えて宿所に立ちもどって初めて口にする粥食である・・・(中略)・・・これは茶粥ではあるが、その汁の部分と米の部分を分けて米の部分をすくって米櫃に入れこれを下茶という。汁ととけた米を鍋に残すので、これをすくうとき「ゴボゴボ」と音がするからゴボといわれている」と掲載されている。また『お水取修中絵日記』では、「(略)茶粥をたいて、粥を掬いあげ、残った実を茶飯に仕立てる、それが「あげちゃ飯」げちゃとなったのだという・・・(略)」という記述がある。この他の東大寺修二会関係の資料でも同じように説明されている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 衣食住の習俗 (383 9版)
- 参考資料
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- 『聞き書奈良の食事 』 「日本の食生活全集奈良」編集委員会編 農山漁村文化協会 1992.10
- 『奈良茶粥 』 宮武正道著 山本書店 1932.7
- 『郷土大和の味』 奈良県学校給食栄養研究会出版 1984.3
- 『東大寺辞典』 平岡定海著 東京堂出版 1980.8
- 『お水取修中絵日記』 清水公照著 研光社 1971.3
- キーワード
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- 衣食住の習俗
- 東大寺
- 修二会
- 茶粥
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000044771