レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2006年09月14日
- 登録日時
- 2006/09/14 17:49
- 更新日時
- 2009/04/22 14:48
- 管理番号
- 2005005
- 質問
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解決
山本五十六の『今の若い者などと口はばつたき事は~』という言葉は、実際にいつ・どのように使われたのか。
- 回答
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昭和16年12月19日に山本五十六が高橋三吉(海軍大将)宛に書いた手紙に書かれており、真珠湾特別攻撃隊の九軍神の偉業を讃え深い感慨を吐露している。
『前略 兵学校卒業一年未満の若武者共を加ふる此決死隊が 暗夜敵港に突入して此成果を揚げたるを思へば 今の若い者などと口ハバつたき事は申間敷事と しかと教へられこれ又感泣に堪へざる次第に御座候 (以下略)』
- 回答プロセス
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伝奇や名言集をみたが具体的には載っていなかった。
インターネット検索もしたが具体的な記載はなかった。
山本五十六の書簡集に記載されていた。
- 事前調査事項
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言葉の意味を調べた。
真珠湾攻撃で日本軍が勝利をおさめた。指揮をとったのは年寄り(山本五十六)だが、実際に戦ったのは「今の若い者」であり、戦死した者の多くが「若い者」であった。だから批判や説教めいて「今の若い者は」というべきではない。という山本五十六の、よく戦った若い兵隊への思いが表れている言葉。
- NDC
- 参考資料
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『山本元帥 前線よりの書簡集』(廣瀬彦太:編 東兆書院 S19刊)
『元帥山本五十六 上巻』(太田清文:著 潮文閣 S18刊)
『名セリフ日本史』(左方郁子:ほか著 駸々堂出版 S62刊)
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『山本元帥 前線よりの書簡集』(廣瀬彦太:編 東兆書院 S19刊)
- キーワード
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- 山本五十六
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 言葉・人物
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000030707