レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2005062
- 登録日時
- 2005/12/01 02:13
- 更新日時
- 2005/12/01 18:25
- 管理番号
- D2005F0524
- 質問
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解決
岩手県宮古代官所管内における飢饉について調べたい。
- 回答
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当館NDL-OPAC(http://opac.ndl.go.jp/)にて「南部藩」「閉伊」「飢饉」などの書名、件名でヒットする資料をいくつか確認いたしましたところ、宮古地方近辺に対象地域が限られていてまとまった記述のあるものとしては、次のような資料があります。(< >は当館請求記号)
『宮古・閉伊秘話』 小島俊一 盛岡 トリョーコム 1979.3
pp.153-176 V けがず(飢渇飢饉)をどう生きたか
*元禄から昭和の宮古・閉伊地方での飢饉について平易に書かれており、宮古代官所での餓死者数等の記載もあります。
『山田町史』山田町史編纂委員会 山田町教育委員会 1997.1
*中巻pp.1214-1219に「飢饉」の節があり、宮古地方の元禄~昭和の飢饉の概況が述べられています。上巻にも「南部藩飢饉」(pp.369-375)、「天保飢饉」(pp.392-393)の節がありますが、藩全体に関する記述が中心です。
『岩手史叢 8』岩手県立図書館 岩手県文化財愛護協会 1984.6
*安政期に著された「飢饉考」(横井良助編)の復刻で、現代語ではありません。盛岡(南部)藩における飢饉史の研究書で、記述は詳細にわたっていますが、地域別ではありません。なお、「飢饉考」は『日本庶民生活史料集成 第7巻』(三一書房 1970)にも収録されています。
また、岩手県立図書館の郷土関係雑誌目次集検索(http://www.library.pref.iwate.jp/iliswing/network/page/We_niji/index.html)
によると、次のような雑誌論文があるようですが、当館では所蔵していないため、内容は不明です。
『宮古地方史研究』 第2号 宮古地方史研究会 1985.7.25
p.15- 道又元一 南部藩政時代における凶作について(主として冷害を中心に)
(インターネットの当館最終アクセス:2005年6月23日)
- 回答プロセス
- 事前調査事項
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宮古市市史編纂室
- NDC
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- 東北地方 (212 9版)
- 参考資料
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『飢饉日本史』 中島陽一郎 雄山閣出版 1996.4 203p
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『近世の飢饉』 菊地勇夫 吉川弘文館 1997.9 260,7p
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『上閉伊郡志』 巌手県教育会上閉伊郡部会[他] 臨川書店 1987.2 (「上閉伊郡志」「巌手県下閉伊郡志」の合本複製)
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『地方史事典』 地方史研究協議会 弘文堂 1997.4 866p
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『角川日本地名大辞典 3岩手県』 角川書店 1985.3 1282p
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『日本歴史地名大系 3 岩手県の地名』 平凡社 1990.3 803p
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『飢饉日本史』 中島陽一郎 雄山閣出版 1996.4 203p
- キーワード
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- 岩手県
- 宮古
- 飢饉
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 公共図書館
- 登録番号
- 1000025182