レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2005年11月25日
- 登録日時
- 2005/11/25 19:53
- 更新日時
- 2005/11/30 15:34
- 管理番号
- 福参-0115
- 質問
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解決
昔の日本のことわざで人間が一日に食べる米の量のことを言ったものがある。
どのくらいの量か知りたい。意味は「立って半畳寝て一畳」と同じようなもの。
- 回答
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『故事・俗信ことわざ大辞典』(小学館 1982 p.191)に「起きて半畳寝て一畳」あり。
その説明に「あとに「天下取っても二合半」とつづく」とある。
意味は、人間一人が占める広さは、起きていて半畳、寝ても一畳にすぎない、天下をとっても一日に食べる米の量は二合半である。必要以上に富貴を望まないということ。
典拠は『諺苑』。『諺苑』は『俚諺資料集成』第4巻(大空社 1986 「諺苑」p.43)にあり。これをみるが、「起テ半畳寝テ一畳」までで終わっている。
- 回答プロセス
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1 『日本名句辞典』『日本名言名句の辞典』にはなし。
2 インターネットで検索すると、松井高志氏のHP中の「古典落語・講談に使われる慣用表現の辞書」
(http://wageiidiom.cocolog-nifty.com/)に、「起きて半畳、寝て一畳、(天下取っても二合半)」とある。
3 『故事・俗言ことわざ大辞典』に「起きて半畳、寝て一畳」あり。
その説明に「あとに「天下取っても二合半」とつづく」とある。典拠は『諺苑』。
4 NDL-OPACによると『諺苑』は『俚諺資料集成』の4巻にあり。これをみるが、「寝て半畳」までで終わっている。
- 事前調査事項
- NDC
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- 伝説.民話[昔話] (388 8版)
- 参考資料
- キーワード
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- ことわざ
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000024965