レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2005年07月26日
- 登録日時
- 2005/08/20 02:10
- 更新日時
- 2015/12/15 15:05
- 管理番号
- 相大-H17-008
- 質問
-
解決
行基の「ほろほろ~」が入っている歌の解釈が知りたい。
- 回答
-
『三省堂名歌名句辞典』
p38
行基の項目に該当の歌、意味、解釈の記載あり。
歌
「山鳥のほろほろとなく声きけば父かとぞおもふ母かとぞおもふ」
レファ協に公開した後、国立国会図書館レファレンス協同データベース事業サポーター(寺尾様)から情報提供のコメントがついたために下記のサイト及び資料を回答の情報とした。
下記データベースが公開されている。
国文学研究資料館 http://www.nijl.ac.jp/ (2015.07.01最終確認)
古典選集本文データベース
http://base1.nijl.ac.jp/~anthologyfulltext/ (2015.07.01最終確認)
二十一代集データベース
http://goo.gl/diRDIA (2015.07.01最終確認)
歌番号 02628
書名 玉葉和歌集
巻名 玉葉和歌集巻第十九
部立 釈教歌
詞書原表記 山鳥のなくを聞て
詞書かな標準化表記 やまとりのなくをききて
和歌作者原表記 行基菩薩
和歌作者標準化表記 行基
和歌原表記 山鳥の/ほろ++となく/声きけは/ちゝかとそ思ふ/はゝかとそ思ふ
和歌かな標準化表記 やまとりの/ほろほろとなく/こゑきけは/*ちちかとそおもふ/ははかとそおもふ/*4ちちかとおもふ
メモ 2627/2614
校異【ちゝかとそ:ちゝかと=宮】
また、下記文献にも該当の歌および解釈が収録されている。
『新編日本古典文学全集 49』
玉葉和歌集(抄)
p278
巻第十九 釈教歌
2627
山鳥の鳴くを聞きて 行基菩薩
山鳥のほろほろと鳴く声聞けば父かとぞ思ふ母かとぞ思ふ
『玉葉和歌集全注釈 下巻』(市内所蔵なし 寄与者による情報を掲載)
p530
巻第十九 釈教歌
2627
【通釈】 山鳥のほろほろと鳴く声を聞くと、あれは父の声だろうかと思い、また母の声だろうかと思うよ。
- 回答プロセス
-
玉葉和歌集に載っているということだったので、まず歌の全貌を調べる為、玉葉和歌集が載っている『国歌大系』で確認する。
『国歌大系 第6巻 十三代集 2』 国民図書/編 講談社 1976 【s05732631 R911】
p588に下記の記載あり。
「山鳥の鳴くを聞きて 行基菩薩
山鳥のほろほろと鳴く聲聞けばちちかとぞ思ふははかとぞ思ふ」
解釈が載っていそうな参考資料の詩歌の棚の資料を探した。
『三省堂名歌名句辞典』 佐佐木幸綱/編 2004 三省堂 【s22031389 R911.03】
p38
行基の項目に該当の歌、意味、解釈の記載あり。
歌
「山鳥のほろほろとなく声きけば父かとぞおもふ母かとぞおもふ」
注:【 】は自館の資料コードと請求記号
- 事前調査事項
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玉葉和歌集に記載があるのは知っている。
- NDC
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- 詩歌 (911 9版)
- 参考資料
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- 『国歌大系 第6巻 十三代集 2』 国民図書/編 講談社 1976
- 『三省堂名歌名句辞典』 佐佐木幸綱/編 三省堂 2004
- 『新編日本古典文学全集 49』 井上宗雄/校注 小学館 2000
- キーワード
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- 行基
- 玉葉和歌集
- 十三代集
- 名歌
- 解釈
- 歌
- ほろほろ
- 照会先
- 寄与者
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- 国立国会図書館レファレンス協同データベース事業サポーター(寺尾様)
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 文学
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000023620