調べ方マニュアル詳細
- 調べ方作成日
- 2013年10月23日
- 登録日時
- 2013/10/23 19:27
- 更新日時
- 2022/05/17 11:04
- 管理番号
- KUCL0085
- 調査テーマ
-
未完成
レポートの書き方
- 調べ方
-
何から手をつけたらよいかわからない、という人のために、レポート作成手順の一例をご紹介します。
レポート・論文作成の参考になる本も紹介しますので、そちらもぜひ利用してください。
レポート作成にはある程度時間がかかります。早め早めに準備しましょう!
「レポートの書き方」(近畿大学中央図書館 調べ方案内)
https://www.clib.kindai.ac.jp/search/pdf/guide05.pdf (2022/05/17 確認)
※下記の内容をPDF化しています。
「レポート提出 セルフチェック」(近畿大学中央図書館 調べ方案内)
https://www.clib.kindai.ac.jp/search/pdf/guide16_01_selfcheck.pdf (2022/05/17 確認)
※提出前のチェックで、より良いレポートを目指しましょう。
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Step.1 確認
★まずレポートの課題を確認しましょう。
講義で触れられた内容があれば、それも思い出しておきましょう。ノート・テキストも見直しを。
★文字数や枚数、書式の指定はありますか?
内容が良くても枚数オーバーは減点です。
★提出日はいつですか?
提出日から逆算して資料探しや執筆、見直しなど大体のスケジュールを決めましょう。
「明日提出なんだけど必要な図書は全部貸出中になってて・・・」なんていうことにならないように!
Step.2 プレサーチ
★課題の中でわからない用語の意味やどういった分野の情報が必要なのかを調べましょう。
事柄や用語についてはとりあえず百科事典にあたってみましょう。内容によってはかなり詳しく書かれていますし、参考文献が挙げられていることもあります。
実験を行う場合は、実験方法や必要な機器・試料を調べる必要があります。
Tips! 百科事典などの事典類を使うときは必ず索引やインデックスを利用して項目を探してください。
下調べの中でもっと調べたい内容や気になることが見つかれば、進めやすいですね。
Tips! 調べた内容は必ずメモやコピーをとること。どこに載っていたかも含めて、参考文献として必要になります。
Step.3 テーマの決定
★調べたい内容を絞り込み、テーマを決めましょう。
「人権について」「環境について」といった課題では内容が漠然としています。その中で何について書きたいかプレサーチの内容を参考にしながら、テーマを決めましょう。うまく思いつかないときはStep.4の情報収集を先に進めてもかまいせん。
テーマとともに自分なりの結論を仮に決めておくと、次のステップでの情報収集がしやすくなります。
テーマ → 背景・現状・問題点・証拠・解決策・疑問点など → (仮)結論
↓
図書・雑誌・新聞など文献を調べる → Step.4
Step.4 情報収集
★インターネットだけでなく、図書や雑誌記事・論文、新聞記事など複数の情報源をチェックしましょう。
レポートの資料は本が1冊見つかればいいや、と思ってませんか?1冊の本はその著者の調査結果や意見が書かれているだけです。色々な意見や情報をもとに自分の意見をまとめるのがレポートの目的です。
本だけでも複数確認しましょう。めんどうに思えますが、情報源が多ければ多いほど自分に必要な内容も見つかりやすく、レポートも書きやすくなるものです。
実験やインタビュー、フィールドワークが必要な場合は並行して進めましょう。
Tips! 雑誌記事・論文や新聞記事を探すにはデータベースが便利です。詳しくはレファレンスデスクでおたずねください。
また、中央図書館調べ方案内、データベースの使い方やセミナー動画を参考にしてください。
「調べ方案内」
https://www.clib.kindai.ac.jp/search/guide.html (2022/05/17 確認)
動画 利用方法(近畿大学中央図書館)
https://www.clib.kindai.ac.jp/2021_1112_mylibrary_login.pdf (2022/05/17 確認)
※「これであなたもレポートが書ける! -レポート作成の超基本-」(杉浦健教授)など、参考になる動画が見られます。
Step.5 検証
★テーマの設定、結論に無理がないか見直してみましょう。
決めたテーマでうまく資料が集まらない、資料を読んでいくうちに結論に合わなくなってきた、ということはないでしょうか。そういうときは強引に進めず、テーマを決めなおす、結論を修正するなどしておきましょう。納得いくまで調べることはもちろん大事ですが、レポートの締め切りにも注意を。
テーマを選んだ理由、資料で得た情報、自分の意見、結論などを並べてみて無理がなければ、いよいよ書き始めましょう。
Step.6 書く
★序論・本論・結論となるように書いてみましょう。
書きやすいところから書き始めましょう。PCでWordなどを使えば編集や修正は簡単にできます。
手書きの場合も、提出用の清書は後ですればよいので、書けそうなところから手をつけましょう。
序論ではなぜそのテーマを設定したのか、問題点はどこか、などを簡潔に。本論は資料で得た情報で裏付けながら、複数の切り口で意見を展開してみましょう。そして結論です。
Step.7 引用・参考文献
★自分で考えたことと資料に書かれていたことは、読んで区別できるようにしましょう。
資料の引用はかまいませんが、書き方に気をつけてください。引用したところは「」でくくったり、段落を変えたりしたうえで、( )内に情報源を書くか、注をつけて最後にまとめて参考文献を列記しましょう。ウェブサイトの場合もアドレスと参照した日を記載してください。
例1) 「・・・国のモデル事業の候補に選ばれた。」(朝日新聞、2011年6月27日朝刊、39ページ)
例2) 「2007(平成19)年には200万円台前半の雇用者が最も多くなっている。」(注1)
注1.『平成23年版子ども・子育て白書』、内閣府、p.35
例3) 環境省 廃棄物・リサイクル対策 http://www.env.go.jp/recycle/recycling/ (2011年7月25日参照)
図表やグラフを引用するときも同様です。レポートの中に引用しなくても参考にした資料があれば参考文献として挙げておきましょう。
なお、引用・参考文献の書き方は分野や教員によって違います。指定がある場合は従ってください。
講義のレジュメやテキストを参考にしてもよいでしょう。
「引用と参考文献の書き方」(近畿大学中央図書館)
https://www.clib.kindai.ac.jp/search/pdf/guide_quote.pdf (2022/05/17 確認)
※こちらも参考になります。
Step.8 見直し
★友達と相互チェックをしてみるのもオススメです。
誤字・脱字だけでなく、文章のつながりがおかしくないか、読みにくいところ・わかりにくいところはないか、必ず見直しましょう。
友達に読んでもらうと、自分では見落としていたところを指摘してもらえるかも。他人に読まれるのは恥ずかしいかもしれませんが、いずれ先生に読まれるものです。誤字・脱字のチェックだけでなく、お互いの勉強にもなりますよ。
Step.9 提出
★最後まで油断禁物です。
提出期限、提出方法を再度確認してください。当然ですが、期限に遅れると減点になったり、受け取ってもらえなかったりします。タイトルや名前、学籍番号なども記入漏れはないか再確認して提出しましょう。
<<<関連図書の紹介>>>
レポートや論文の書き方についてはたくさん本が出ています。時間のあるときに目を通して自分に合ったものを見つけておくとよいでしょう。
中央図書館では、主に1階「レポート論文作成支援コーナー」にまとめています。
分野ごとにわかれているものもありますので、OPACでも検索してみてください。
ここでは、一部を紹介します。
『 思考を鍛えるレポート・ 論文作成法 = Developing critical thinking to write papers』井下千以子著
『論文の教室 : レポートから卒論まで』 戸田山和久著
『大学1年生の君が、はじめてレポートを書くまで。』 川崎昌平著
『ゼロからわかる大学生のためのレポート・論文の書き方』 石井一成著
『大学生のためのレポート・論文術』 小笠原喜康著
『図解でわかる!理工系のためのよい文章の書き方』 福地健太郎, 園山隆輔著
☆わからないことがあればお気軽にレファレンスデスクへご相談ください。
オンライン・メールでも相談できます。
「相談する」近畿大学中央図書館学修サポート
https://www.clib.kindai.ac.jp/search/study_support.html (2022/05/17 確認)
- NDC
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- 大学.高等.専門教育.学術行政 (377 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- レポート
- 論文
- 作成
- 備考
- 登録番号
- 2000022371